営業がつらいと感じている時の対処法

さまざまな職種の中で、営業は心身ともにハードな仕事の代表と言っていいでしょう。
ほとんどの営業経験者が「つらい」と感じたことがあるにちがいありません。

ただし、ある程度の経験を積んで、実績を残すことができると、そう感じることが少なくなります。
つまり、実績が上げられないから「つらい」と感じるものなのです。

ここでは営業の実績が上がらないために「仕事がつらい」と感じた時の対処法を6つご紹介します。


1.表情明るく、姿勢正しく~営業マン役の俳優になったつもりで

「営業、つらい」と感じると、誰しも表情が暗くなります。
また、姿勢も猫背になり、いかにも元気がないものに自然になってしまうものです。
そうなると、営業先の人に良くない印象を与え、ますます成績が低下してしまうでしょう。

人間は表情や姿勢によって、心が影響を受けることが少なくありません。
たとえば、悲しくもないのに泣きまねをしていると、いつのまにか本当に悲しい気持ちになってしまうのです。

これを逆に利用してみましょう。
つまり、「営業、つらい」と感じたなら、努めて表情を明るくし、にこにこさわやかな笑顔を作るようにしましょう。
同時に、背筋を伸ばし、就活時の面接のときに意識した正しい姿勢を意識的にとるようにしましょう。

それだけで、気持ちが明るくなるにちがいありません。
そうした明るい表情と正しい姿勢で営業回りをすれば、相手に好印象を与えることにもなります。

コツは、「できる営業マンを演じる俳優」になったつもりで、自分を作ること。
「これはドラマだ」という意識を持てれば、無理なくそれができるはずです。

2.「がんばった日誌」をつける

仕事がつらいと感じると、どうしてもマイナス思考になってしまいがち。
「今日もノルマを達せられなかった」とか「毎日、毎日、上司から怒られてばかり」、あるいは「自分はなんて無能なのだろう」ということばかり考えてしまうのです。

それを改善するには、「がんばった日誌」をつけるといいでしょう。
その日一日営業の仕事をして、がんばったこと、実際にできたこと、少しでもプラスの実績と思えることを、一日の最後に記録するのです。

たとえ、数字に残る明確な営業実績があげられなかったとしても、「飛び込み営業で2社を回った」とか、「電話営業をがんばって、昨日の倍やった」、「がんばって就業ギリギリまで外回りをつづけた」といった、自分なりの実績はあるはずです。

それを記録することによって、「少なくても自分はこれだけの仕事をしている」という確認ができます。
前へ進む力になってくれるはずです。

3.「営業の仕事=転職のための情報取集」と考えてみる

「営業の仕事がつらいから、できれば転職したい」と思っている人におすすめの対処法があります。

それは、「今、自分のやっている営業の仕事は、転職のための情報収集になる」と考えてみる方法です。
営業の仕事は社外の人とのつきあいで成立します。
ルート営業であれ、飛び込み営業であれ、電話による営業であれ、つねに社外の人を対象に、こちらからアプローチするわけです。

それを「つらい」と感じたなら、「これはそのまま、転職の際に役に立つ、情報収集になるのではないか」と考えるようにしてみてはどうでしょうか。
他業種や、さまざまな人間のありよう、考え方や感じ方が、実地に学べるのが営業の仕事です。

実際に転職する場合に、外から得られた情報が役立つ可能性は小さくありません。
それを「得」と感じることができれば、つらさは減少するのではないでしょうか。

4.「お金のため」と割り切って、とりあえず仕事を続けながら「次」を考える

つらくてもなんでも、仕事をしている限り、お金を稼ぐことはできます。
ですから、「つらい」という気持ちはそのままにして、「お金のため」と割り切って仕事はとりあえず続けましょう。

もし、「つらくてどうしようもない」というレベルの精神状態になっているのなら、とにかく続けながら「次」を考えるといいでしょう。

営業回りの合間に転職情報をチェックする、というようなことでもかまいません。
「次」を意識するだけで、少しは精神的負担が軽減されるものです。
「ほかの道もある」という考えがあると、精神的に余裕ができ、結果として営業の仕事自体がうまくいくようになるというケースも少なくありません。

5.営業から他部署への配置換えを上司に申し出る

それでも、どうしてもつらくて耐えられないという場合は、配置換えを上司に申し出ましょう。

一度で聞き入れてもらうことは、おそらく難しいにちがいありません。
しかし、何度も申し出るうちに、上司もしかるべき対応をとってくれるかもしれないのです。

ポイントは、申し出たあとも現在の仕事を手を抜かずに続けること。
これはなかなかきついことでしょうが、努力する姿勢を見せることが、異動の道を切り開いてくれるのです。

「いざとなったら、転職すればいい」という意識で、今の職場で可能な限りの努力をすることをおすすめします。

営業に不向きでも実績を上げることはできる

向き不向きということもありますが、それと実績の質や量は必ずしも一致しません。
性格的に営業の仕事には不向きであるにもかかわらず、実績をあげられる人も少なくないのです。
ですから、「自分は向いてない」と安易に決めつけてしまわないことが大切です。

ただし「つらい」と感じる以上、それなりの対処をしなくてはいけません。
上記を参考に、現職を続けながら、さまざまな選択肢を考えてみるといいでしょう。
自分の人生です。
焦らずゆっくり考えて、ベストの選択をしてください。