仕事で怒られる回数を減らす工夫

最終更新日:2016年6月8日

会社などで仕事をしていれば、どうしても上司や先輩、あるいは取引先の人から怒られたり注意されたりすることがあります。

しかし、「ほとんど怒られない」という人はいますし、反対に「しょっちゅう怒られてばかり」という人も少なくありません。
ここでは、よく怒られるという人のために、その頻度を減らし、できるだけゼロに近づけるための工夫を5種類ご紹介します。

1.仕事上のコミュニケーション「報連相」をまめにする

上司などから怒られる理由で多いのが、コミュニケーション不足ではないでしょうか。
社会人のコミュニケーションといえば「報連相」、つまり報告、連絡、相談ですが、これを怠ったり、遅れたりしたために怒られたという経験のある人は多いはずです。

逆にいえば、常に報連相を意識し、まめにコミュニケーションをとるよう心がけていれば、怒られる機会を減らせるということ。
そのためには、「報連相をためらわないこと」と、「迷ったらとりあえず報連相すること」を意識するといいでしょう。

これは社内だけでなく、社外的なコミュニケーションに関しても同様です。
顧客や関係先に対して、「ちょっとこれは報告しづらいな」としり込みしてしまうのはNG。
言いづらいことでも、迷わず伝えるようにしなければいけません。

メールを活用することをおすすめします。

2.仕事を始める前の準備と段取りを省略しない

仕事で怒られる人に多いのが、「仕事が遅いタイプ」と「仕事のミスが多いタイプ」です。
実はこの2つのタイプは、同じ原因を持っているものなのです。
それは、準備や段取りをしっかりしないで、仕事を始めてしまうこと。

仕事に取りかかるとき何も準備しないでスタートしてしまうため、作業効率が悪くなったり、段取りが悪いためにしなくていいようなミスをしてしまうわけです。

これを改善するためには、たとえルーティンワークであっても、必ず準備をし、段取りを考えながら作業を開始するようにしましょう。

小さな仕事、簡単な仕事なら、たとえば1分で準備と段取りが完了することもあるでしょう。
この、たった1分の差が、怒られる機会の多寡に関わってくるのです。
「どんな仕事でも甘く考えない」という意識を持つことも大切です。

3.事後のセルフチェックを省略しない

また、仕事が終わったあとのチェックも欠かせません。
イージーミスで怒られる機会の多い人は、往々にしてこれを省略してしまうのです。

前項とも関連しますが、特にかんたんな日常業務などで、そうした傾向が多くみられます。
「毎日やっている仕事だから、別に見直す必要もないだろう」と甘く考えて、チェックを省略。
その結果、つまらないミスを見過ごしにして上司などから怒られてしまうわけです。

これも「仕事が一段落したら、必ずセルフチェックする」という意識さえ持てば、すぐに改善できるでしょう。
要するに「仕事に関して真摯であること」と、「まめであること」が怒られる機会を減らすための基本と言っていいでしょう。

4.メールや文書は必ずひな形をチェックし、それに倣う

「自己流のメールや文書を送ったり提出したりして怒られた」という経験を持つ人もいるにちがいありません。

大きなプロジェクトの企画書などであれば、おそらく自己流で作ることはないでしょう。
必ず一般的なひな形をインターネットなどで調べ、それを参考にして作成するはずです。

ところが、簡単なメールや文書になると、「ひな形をいちいちチェックするのはめんどくさい。
自己流でも問題ないだろう」と考える人が少なくありません。

その結果、書類に不備があったり、メールの文言が常識はずれになり、上司などから怒られることになってしまうのです。

これも、少しの手間を惜しんだための失敗です。
ひな形のチェックは数分でできるのですから、たとえどんな簡単なメールなどでも、初めて作る種類のものは必ずチェックし、それに倣って作成するようにしましょう。

5.社会人として常識的な言葉づかいを身に着ける

若い世代の言葉づかいの乱れが指摘されるようになってから、すでにかなりの時間が経過しています。

特に、敬語。
多くの人は就職活動の際に敬語の勉強をしたことでしょう。
しかし、所詮「付け焼刃」のケースがほとんどで、その場限りで忘れてしまったり、間違って覚えてしまったりするケースが多いのです。

そのため、実際に就職してから、上司や先輩から言葉づかいの間違いや不適切な表現を指摘され、怒られるということが少なくありません。

これを改善するためには、仕事以外のシーンでも言葉づかいに注意すること、そして、専門書などで正しい言葉づかいをしっかり勉強することが必要になります。

なかなか高いハードルかもしれません。
しかし、一度身に着けてしまえば、あとは苦労しなくてすむのです。
「語学の勉強」のつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。

自分がなぜ怒られるのかを確認してみよう

以上、5種類の方法はいずれも、まずはそのことに自分で気づき、「改善しよう」という意識を持つことが大前提になります。
「自分はよく怒られる」という自覚のある人は、上記をチェックし、自分はどのタイプに当てはまるのか、何が原因で起こられるのかを認識するところからスタートすることをおすすめします。

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