新入社員が抱負を述べる時のポイント。新年や2年目にあたって周囲から高評価を得よう

最終更新日:2014年12月27日

新入社員が部門全員の前で抱負について話をする、これはとても緊張する瞬間です。

しかし、抱負を述べるということは自分なりの表現で自分をアピールできる絶好の機会なのです。

どのように抱負を述べれば周囲に好印象を与えられるのでしょうか。

これまでの失敗を振り返らず前に進む姿勢を表す

新入社員に失敗はつきものです。

何をしてもうまくいかず先輩や上司に頼ってばかりの1年を過ごしてきたはずです。

自分の中では自分に満足が行かずもどかしさばかりが募っていると思いますが、これを引きずってばかりいてはいけません。

同僚、先輩、上司は失敗を引きずっているあなたの姿をどう捉えているでしょうか?
そこを考えれば、新年の抱負があなたの心の中に見えてくるはずです。

これまでの失敗を振り向くのではなく、自分の糧とし、更なる成長と飛躍を目指す、そんな姿勢が大切です。

このような気持ちが芽生えたということを自分の言葉で飾らずに豊富として周囲に伝えてみましょう。

「あいつも成長したな」そんな風に思ってもらえるはずです。

抱負の中に周囲への感謝の気持ちを盛り込む

新入社員はいつも誰かに助けてもらいながら毎日を乗り切ってきたはずです。

しかし、周囲からの手助けを素直に受け入れず、自分でなんとかしてきたと思う新入社員がとても多いのです。

なぜなら、就職難の現代ではその会社に入れた自分を賞賛する気持ちが強い人が多く存在するからです。

そんな最近の新入社員に多いのは「僕がここまでこれたのは自分がデキるからだ!僕はすごいんだ!」
このように自画自賛しなんでも一人でやってこれたと思っている人です。

しかし、本当に全て自分一人でこなしてきたでしょうか?
誰かに助けてもらったからこそここまで仕事を覚えて進めて来れたのではないのでしょうか?
会社の人々は天狗になっている新入社員をとても煙たい存在だと思っています。

何を教えても耳を貸さず、自分だけで進めてしまうのではやりにくくて仕方がないからです。

そんな新入社員が新年の抱負で「周囲への感謝」を盛り込んだ内容を話すと、「お!?」と思うのです。

「これまでガムシャラに突き進んでこれたのは皆様のご指導のお陰だと痛感しております」
「なんでも自分でできると思っていた自分が恥ずかしいです、まだまだ未熟者なのでこれからも皆様のご指導をいただきたくお願いします」
こんな一言が含まれている抱負を聞くと、「随分精神的にも成長してきたな」と思われます。

こんな風に素直に感謝の気持ちを述べる抱負は、聞いている相手の気分も良くさせるのです。

新しいことに挑戦したい気持ちを前向きに述べる

新入社員としての1年は何事も初めてのことばかり。

今やってることにどう言う意味があるのか、どうしてこれをやらないといけないのか?さえもわからずにいたはずです。

しかし、やっと色々と理解できるようになり、自分なりに考えながら進められるようになってきたのではないでしょうか。

そんな新入社員としての1年は覚えるだけで精一杯で仕事の幅を広げる余裕もなかったはずです。

これまではそれでもよかったのですが、来年からはそうはいきません。

もっと自分の可能性を高め、色々なことにチャレンジする精神を持たなければ周囲は認めてくれません。

そこを理解し、新しい自分の可能性、自分が持つポテンシャルを引き出したいという内容の抱負はとても好印象を与えます。

「これまでは何事も精一杯で余裕がありませんでしたが、この先は自分ができることならどんなことでも取り組んで行きたいと思います」
「自分の可能性を引き出すためにも、今やっている仕事以外の業務にも挑戦し、自分がどれだけできるのかを見てみたいと思います」
こんな風に「挑戦の気持ち」を述べられれば、周囲からも「よし!頑張れ」と良い印象を持ってもらえるでしょう。

職場でのコミュニケーションをさらに高めたいと述べる

新入社員のうちはまだ恥ずかしくてなかなか周囲に打ち解けられない、そんな人が多いものです。

最初の1年はまだ仕事にも環境にも人にも慣れていない状態なので周りもそれを受け入れてくれます。

しかし、新しい年を迎えたら、そろそろそんな自分から卒業しなければなりません。

仕事をする上で一番大切なこと、それは「コミュニケーション」です。

どんな仕事にも「相手」がいて、その「相手」と関わることで仕事が進んだり成功したりします。

ですから、これからは会社の中でコミュニケーションを高めていくことが必須となります。

このコミュニケーションによって仕事のパートナーがどんな人なのか、どんな仕事の仕方をするのかがわかります。

どんな人か、どんな仕事をするか、どんな仕事の仕方を好むか嫌うか、そういうことを知るのは仕事をする上でとても重要です。

「これまではなかなか上手にコミュニケーションを取れませんでしたが、これからは皆さんにもっと自分を知ってもらいたいと思っています」
「今までなかなか皆さんとお話できずにいましたが、上手にコミュニケーションを取れるようにし、皆さんのことをもっと知りたいと思います」
こんな抱負を聞いた人は、そのあなたの気持ちにとてもいい印象を受け、あなたを飲み会や食事に誘いたいと思うはずです。

新入社員が述べる抱負、これにはとても重要な役目がたくさん詰まっています。

周囲の人が聞きたいことは、新入社員がどんな感情を持っているのか?ということです。

抱負を上手に使えば周囲に自分を理解してもらえるきっかけを作ることができます。

新しい1年をよりよいものにしていくために、周囲に好印象を与える抱負を自分なりに考えてみましょう。

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