事なかれ主義というのは目の前の問題を見ないフリすることや、自分では手を出さずに様子を伺う人を指す言葉です。
そんな事なかれ主義者の特徴について紹介していきます。
1.柔軟な対応が苦手
事なかれ主義者の特徴は臨機応変な行動や柔軟な対応が苦手な人が多いと言えます。
だからトラブル、問題が発生しているのに隠蔽しようとしたり、問題対応能力に自信がないから放置したりします。
起こったトラブルに対して自分が当事者の場合はその対応に当たる必要があります。
問題解決に向けて何らかの行動をしなくてはいけません。
経験豊富で臨機応変な対応が出来る能力があり、自分に自信がある人は事態を隠蔽することはなく問題解決に乗り出していきますが、事なかれ主義者は自分に自信がないと言えます。
ですが自分には無理と判断しても自分が関係している問題の場合は対応しなくてはいけません。
ですが腰が引けて問題から目を背けてようとする傾向があります。
2.自己中心的
事なかれ主義者の特徴として自己中心的と言えます。
事が起こり問題が表面化した際にそれで人から責められることを恐れて避ける為に問題を隠蔽しようとします。
とても臆病でそんな心理を持つ人というのは基本的に自己愛が強いと言えます。
トラブルに対して当事者意識はあるのに自分のことだけを考えています。
問題解決をする必要があると理解していても何もできなかったり、問題を隠蔽しようとします。
そうすることで事態はより悪くなる場合もあるのですが、兎に角自己防衛に走ってしまい自分さえ傷つかなければいいのです。
そして人に責任を押し付けようとします。
3.責任感がない
事なかれ主義者の特徴は責任感がないことを挙げられます。
逆に責任感がある人は問題を放置したりしません。
例え経験がなくて問題解決が出来るか自信がなくてもトラブルの当事者なら責任を感じて勇気を出して対応するものです。
ですが事なかれ主義者は責任感や当事者意識が希薄です。
それ故に危機意識を持つことが出来ないのできちんと対応することはありません。
なんとか責任逃れをすることを考えているので、責任感がある人はそんなことはしないと言えます。
また通常上司は部下の失敗は上司の管理責任なので庇うのが当たり前と言えますが、事なかれ主義者は部下の失敗は部下の責任で部下がその対応をするべきだと考えています。
4.トラブルを回避する
事なかれ主義者の特徴はトラブルを回避しようとします。
基本として事なかれ主義者の人は他人と面倒を起こしたくないのです。
相手を嫌な気持ちにさせたくないし自分も同様です。
だから会議などの際にも自分の意見があっても、意見をして人間関係のトラブルに巻き込まれたくないから意見を口に出さずにその場に同調してしまいます。
会議の意味を考えれば議論が目的と言えるのに意見をぶつけることをしないのです。
口論になり遺恨を残すことを避ける為に事なかれ主義者は自分の意見を言いません。
事なかれ主義者の特徴は臨機応変な行動や柔軟な対応が苦手ということが出来ます。
だからトラブルが発生しても何もせずに放置したり、見ているだけといった行動を取る人が多いのです。
また自己中心的で問題が表面化した際に自分が責められるのを恐れています。
そして責任感がないので自分が何とかしないといけないといった意識がありません。
その他にも事なかれ主義者は他人との争いをさけてトラブルを回避しようとします。
だから口論を避ける為に自分の意見を口にしようとしません。
平和主義とも言えますが意見を通して責任を取らされるのを防ぎたいといった感情からきている行動でもあります。