何をするにも腰が重く、いざ行動をおこすまでに時間がかかってしまう人もいます。
今回はそんな「動かざること山のごとし」を体現したかのようなフットワークが重い人の特徴について紹介していきます。
1.先のことを考えてしまう
何をやるにしてもその後のことまで考えてしまう慎重な人は、フットワークが重い人といえます。
それをやることで自分やまわりにどのような影響が出るかをあらかじめ思考し、リスクマネジメントを行なうことはとても重要なことでもありますが、度を越してしまうと何に対しても考えすぎて動こうとしないかたくなな人と思われてしまうかもしれません。
このような人はいざやってみたら大したことがなかったというような取り越し苦労も多いので、考えるよりも先に行動することで物事がスムーズに運ぶこともあるということを知っておくことも大切です。
2.環境の変化を嫌う
何事も平穏無事に済ませたいという考え方を持っている人も、フットワークの重い人になりがちです。
今まで培ってきた習慣をもとに安定志向で生活してきた人には、やったことのないような未知のものに挑戦する機会があってもそれによって起こる環境の変化を危惧し、積極的になれない場合もあります。
環境の変化はストレスを伴うものですが周囲との関係性や自分の心境の変化などといったことは、生きている限り常に移ろいゆくものであるということを認識し、ときに環境の変化が自分にとってもメリットとなる場合もあるということを認識しましょう。
3.完璧にやろうとする
完璧主義と呼ばれる人の中には、どのようなことであっても常に完璧に取り組もうとしてしまう人がいます。
そのような場合には、何かを始めるときでも前もって準備をしておかなければ納得できないと感じてしまうケースもあるため、すぐに物事に取り掛かることができず、結果的にフットワークが重くなりがちです。
あらかじめ決まっていることに対して準備をすることは得意でも、急に決まったことに対して対応する際にも完璧主義な自分のやり方で通そうとすることもあるので、ときには気軽に取り組む姿勢も大切です。
4.決断力がない
何かを頼まれたり、選択するような場面においてなかなか答えが出せない人もいます。
悩んでしまい決断までに時間がかかってしまうと、フットワークが重い人というイメージがついてしまいます。
熟考して答えを出すことも大事ですが、時間を無駄にしないためにもすぐさま判断を下して行動に移した方が良い場面もあります。
些細なことにまで優柔不断になってしまう人は、判断の重要性をケースバイケースで見極める客観性を持つことや、あまり深刻に考えすぎないようにすることも重要です。
5.自分に自信がない
フットワークが重い人の中には自分に自信がないため、行動ができなくなってしまう人もいます。
最初から自分は他人に迷惑をかけてしまうと決めつけてしまう人や、自分には不可能なことと決めてかかってしまうと行動を起こすことは難しくなってしまいます。
自分にできるかどうかということを度外視して、やりたいことを思いついたときにはとりあえず行動に移してみることで、それまで出来なかったことをやったという事実になるため、自信をつけるための一歩になる場合もあります。
フットワークが重い人というのは思慮深く慎重な人ということもできるため必ずしも悪いということではありません。
しかし限られた時間の中で生活している我々にとっては、フットワークが軽い人の方が取り組む時間を多くすることができるためメリットになる場合もあります。
どこに時間を使うかという人それぞれの時間の使い方が大きなポイントとも言えます。