社会人になると、学生時代とは違い、やるべきことが非常に増えてきます。
そのため、何かの勉強をしたくても、勉強時間が思うように確保できないというのが、皆共通した悩みなのではないでしょうか。
そこで、忙しい社会人が勉強時間を確保するためにはどうしたら良いか、具体的な方法をご紹介します。
1.通勤時間や待ち時間などを無駄にしない
忙しいと言っても、人間は、1日の時間全てがやるべきことで埋め尽くされているわけではありません。
やるべきこととやるべきことの間には、必ず「空き時間」というものが存在しています。
その空き時間を上手に使いこなせるかどうかで、勉強時間をいかに確保できるかが決まってきます。
特に有効活用したいのが、通勤時間と待ち時間です。
まず、通勤中の電車やバスの中で、「少しの時間でも勉強する」という意志があれば、ちょっとした暗記物などはいくつか覚えることができます。
又、何かの待ち時間も同様に使うことができます。
短い時間なので、1度にできる勉強量は大したことがないかもしれませんが、これを毎日続けるのと続けないのとでは、1ヶ月後、大きな差が付きます。
短い空き時間であっても、決して無駄にせず、有効活用することで、勉強を効率良く進めることができます。
2.スマートフォンアプリを有効活用する
今、スマートフォンには、様々なジャンルの勉強に役立つアプリがたくさん出ています。
しかも、無料アプリであることが多いため、これを有効活用しない手はありません。
「自分が今マスターしたいものを確実に自分のものにするための、有効なアプリ」を厳選し、それをインストールしましょう。
そして、いつでもそれを見られる状態にしておくのです。
勉強に必要なアプリをいつでも見られれば、ほんの1~2分の時間であっても、勉強のために時間を有効に使えます。
ちょっと時間が空いてスマートフォンを見る時、ついついゲームや動画などを見たくなってしまいますが、心を鬼にして勉強用アプリを見るように変えてみましょう。
この習慣の積み重ねが、大きな差を生み出します。
3.暗記物は耳から覚え、口に出して知識を定着させる
勉強で1番ネックになるのが、暗記物です。
暗記物は、じっと教材とにらめっこしているだけでは、一旦覚えたとしても、次々に忘れていってしまいます。
大切なのは、「覚えた知識を、自分の中に定着させること」です。
そのためにはまず、暗記物は耳から覚えると良いでしょう。
最近は音声の付いた学習教材やアプリも充実しているので、それを有効活用することをオススメします。
空いた時間に、音楽を聴く代わりにそれらを繰り返し聞きます。
耳から入ってきた知識は、不思議と脳に定着しやすいのです。
そして、覚えた知識を、1人になった時、口に出して何回も反復して唱え、アウトプットすることで完全に定着させます。
よく語学学習などで、「音読することによって、学習内容を完全なものにする」というやり方がありますが、正にそれと同じです。
覚えるべきことは、空き時間を上手に使って耳からインプットし、1人になった時に口からアウトプットしましょう。
4.昼御飯は勉強しながら1人で食べる
会社の同僚と昼御飯を食べに行くと、1時間くらいはおしゃべりで潰れてしまいます。
同僚とおしゃべりしたい、という誘惑をぐっとこらえ、その時間を勉強に当てるというのが、社会人の勉強時間の確保方法です。
余程の場合でなければ、昼御飯は1人で食べに行きましょう。
食事中は食べることに集中するにしても、食事が出てくるまでの待ち時間や、ちょっとした食休みの時間は、しっかり勉強に当てることができます。
時間を上手にやりくりすれば、昼御飯の時間帯に、1日あたり30分くらいの勉強時間が確保できるということが言えます。
たまには同僚との付き合いも大事ですが、「勉強する」と決めたら、それなりの代償を払って勉強時間を確保することが必要になります。
5.仕事後や休日は、長い時間ダラダラ遊ばない
仕事後の飲み会や、休日に友達と遊んだりすることはストレス解消になりますが、勉強時間を確保したいのであれば、それらを少しセーブする必要があります。
例えば、「飲み会は1次会だけで帰る」「友達と会うのも、何時から何時までと時間を決め、ダラダラ長く一緒にいない」など、自分の中に決め事を作って、時間を無駄遣いしないようにしましょう。
けじめをつけた時間管理をすることで、自分の時間に無駄がなくなります。
そうすると、勉強に当てる時間もきちんと確保できるようになります。
限られた時間で最大の勉強の成果を
社会人は、限られた時間を有効活用する工夫を自分で生み出さないと、勉強時間はいつまで経っても確保できません。
まずは自分の1日の生活を見直し、ダラダラ過ごしてきた分の時間をきちんと管理することから始めてみましょう。
短い時間をどのように使いこなし、そしてその習慣をいかに続けていくかという意志が、後々大きな差を生み出していきます。