どこの職場やコミュニティにも、生意気な後輩がいます。
そして、彼ら彼女らに頭を悩ませている先輩社員や上司たちがいます。
この記事では、人間関係を複雑化させてしまう生意気な後輩について、その特徴を解説していきます。
1.自分に過剰な自信がある
生意気な後輩には、自分に過剰なまでの自信を持っています。
自信を持つこと自体は良いことですが、先輩に対して失礼な態度をとって良い訳ではありません。
必要以上の自信が、先輩を軽んじる生意気な態度を生み出します。
彼ら彼女らの持つ自信には特に根拠がありません。
根拠のない自信には意味がないと気付くことが、生意気な態度を辞めるきっかけになります。
2.自分が一番でいたい
生意気な後輩は、どのようなコミュニティの中でも一番、あるいはその中心に位置したいと考えています。
コミュニティの中で影響力を持つには、自分より立場が上の先輩たちを超えていかなければなりません。
先輩たちを追い抜きたいと思う気持ちと過剰な自信が相まって、先輩の意見を頭ごなしに否定するなど、生意気な態度をとってしまいます。
人の意見を聞き終えないうちに反論したり、声の大きさだけで自分の意見の正当性をアピールしようとします。
このような行為は、向上心の高さを発揮する方向性を間違えてしまっています。
3.年功序列を嫌う
コミュニティの中で中心にいたい生意気な後輩は、自分の望みを阻む年功序列制度を快く思っていません。
先輩だからという理由で、自分以外の人間がリーダーシップを取ったり、中心的な役割を担うことが面白くないのです。
生意気な後輩は、年功序列ではなく実力主義を好みます。
しかし、彼らに実力が伴っているとは限りません。
なぜなら、生意気な後輩が自分のことを実力があり優秀だと考えていても、それはただの自信過剰である可能性が高いからです。
4.自分の意見を押し通す
生意気な後輩は、何としても自分の意見を通したいと考え、あの手この手を使ってきます。
自身のことを実力があると考えている彼らは、先輩や他のメンバーとは反対の考え方であったとしても、自分の考えの方が優れているという思い込みを改めることが難しいからです。
丁寧な議論ではなく、強引に押し通そうとしてしまい、そのやり方を反省することもありません。
自己反省の必要性と方法を学ばない限り、生意気な態度を改めることはできません。
5.他者に対しての好き嫌いが激しい
生意気な後輩は、協調し良い人間関係の下で仕事やアクティビティに取り組むべき周囲の人々に対してあからさまな好き嫌いをします。
生意気な後輩は、上司や先輩に対して物怖じせずに意見をいうことから、一部の上司や先輩たちからは可愛がられます。
このように自身のことを気に入ってくれる人を好み、彼らとの人間関係を非常に大切にします。
一方で、自分の意見に反対してくる先輩や他のメンバーに対しては、積極的に仲良くしようという姿勢を見せません。
結果的に、職場内、コミュニティ内、グループ内での人間関係を悪くしてしまいます。
6.礼儀をきちんと教わらないまま育った
どのような人にも、先輩と意見が合わない、と感じることはあります。
まともなしつけや礼儀についての教育を施された人ならば、生意気な態度をとるのではなく、先輩のメンツを潰したり場の空気を悪くしないよう気を遣って意見を言おうとします。
しかし、保護者や学校の大人たちからこうした礼儀を教わらなかったり、上下関係のある部活動やサークル、少年団などの活動を経験していないと、生意気な態度を平気で取ってしまう大人になってしまいます。
周囲の大人や育った環境も、生意気な態度を取らせる一因です。
以上、生意気な後輩の特徴について説明しました。
こうした後輩たちに頭を悩ませている人は、彼ら彼女らに対する教育とコミュニケーションに活かしてください。
生意気な後輩も、先輩に対するふさわしい態度や大人としての礼儀を身に付けることができれば、職場でも趣味等のコミュニティでも活躍できる可能性をみな秘めているのです。