仕事やプライベートで、思考停止している人っていますよね。
もしかしたら自分は思考停止しているかも、と考えている人もいるでしょう。
では、思考停止している人はどのような特徴を持っているのでしょうか。
1.変化が苦手
思考停止している人は、変化することが苦手です。
自分を取り巻く環境や、仕事、人間関係がちょっとでも変わると、その状況に対応するために苦労することが多いです。
また、伝統を重んじる傾向が強いため、発展的な考えに対して拒否反応を示すことがあり、納得するまでに時間がかかります。
仕事をしていて、部下が効率的にできる案を出してきたとしても「今までこのやり方でやってきているから」と言って拒否してきます。
ただ漫然と「これが決まりだから」と言って、具体的に説明もしなければ、考えようともしません。
理由を考えないため、指示されたことに単純に従うだけだったり、新しいアイデアを出そうともしなくなります。
この行動の根源にあるのも、変化を嫌うという思いが強いためです。
「自分の仕事がなくなってしまう」「仕事がないと評価が下がってしまう」と考え、できるだけ現在の状況を維持しようとします。
2.自分の経験が第一だと考える
思考停止している人は、自分の経験が第一であると考えています。
何か話をしたとしても「自分の経験では」と、経験をもとにして語ることが多いのです。
特に、実際に自分の目で見たものしか信用しない傾向があります。
理論や思想を聞いたとしても、頭の中で想像することが苦手でもあるので、なかなか理解しようともしません。
仮に話を理解したとしても「机上の空論」であると一蹴します。
そのため、新しい知識や技術を積極的に学ぶことは少なく、ニュースなどの情報には触れますが、自分の中に取り入れようとしません。
結果として、周りの考え方ややり方についていけずに孤立してしまうこともあります。
3.流されやすい
思考停止している人は、流されやすいです。
普通であることや、常識的な考えを重んじる傾向が強いです。
そのため「みんな」や「普通」「常識」などという言葉を頻繁に利用します。
しかし、その「みんな」や「常識」などは誰が言ったのか、どこでの常識なのかをまったく考慮しません。
また「コミュニケーション能力」や「成長」などの言葉を使う時も、具体的な説明ができないことも多いです。
そのため「みんなって誰のこと」と聞いたりすると途端に言葉に詰まってしまいます。
また、何かを新しく始めるときも、自分でやりたい、始めたいと思うことはありません。
「みんながやっているからななんとなく」や「流行っているから」といった外部的な要因で始めることが多いのです。
そのため、自分の考えより周りの考えに影響されやすく、深い意味も考えないので、流されてしまうことが多いです。
4.ネガティブな思考が強い
思考停止している人の特徴として、物事に対して否定的な考えを持つことが多いです。
特に、悪い面ばかり注目してしまう癖があります。
職場でも、新しいことを始めようとするときにデメリットだけを取り上げて「そんなことはできない」「やる意味がない」といったことを強く主張してきます。
どうやったら実現できるかやどのようにメリットを引き出すか、などという考えになることはありません。
プライベートにおいては、恋愛でも友達と何かをやるときでも「自信がない」「できるわけがない」などとネガティブな考えが表に出てきます。
周りの人が、メリットを説明したり、励ましたとしても動こうとしません。
そのため、ノリがあまりよくない人、ネガティブな人と思われることが少なくありません。
ここまで、思考停止している人の特徴を紹介しました。
もちろん、伝統を大切にしたり、経験を重視すること、ネガティブな思考も時には大切です。
しかし、何も考えずに周りの意見を取り入れようとしないことは、本人にとっても大きな損失につながります。
もし、ここに挙げた特徴に当てはまる場合は、考え方を変えるように取り組んでみてはいかがでしょうか。