職場で頼られる先輩とはどのような人なのでしょうか?
職場には様々な人がいますが、後輩から頼られる人には大きな特徴があります。
どんな先輩が後輩から頼られるのかを押さえて、上下のコミュニケーションを円滑に進めていきましょう。
1.常に冷静に、情熱を持って仕事に取り組む
まず頼られる先輩の大前提として、「仕事ができる」というものがあります。
しかしただ仕事ができるだけでは十分ではありません。
特に感情的になってしまう人は尊敬されづらいです。
気持ちの上下によって対応が違うとなると、後輩としては声を掛けづらいですし敬遠してしまいます。
仕事では日々いろいろなことが起こります。
そういったトラブルに対して冷静に対応していく姿に、後輩はかっこいいと思うものです。
なぜなら、まだ未熟な後輩は冷静な対応をするのが難しいから。
焦ったり慌てたりしている後輩の横で、普段通りの対応する先輩を見ると、「自分も早く先輩のようになりたい」と憧れるものです。
ただし、「いつも淡々と仕事をこなしている」だけではあまり尊敬されません。
仕事ができる先輩には見えますが、「憧れ」という感情は抱きづらいです。
仕事に対して自分なりの信念や、目標などを持って前向きに取り組む先輩が輝いて見えるものです。
「冷静+情熱」この2つが見えるからこそ、後輩から頼られる先輩になることができます。
2.後輩が相談しやすい関係性を自分から作ろうとする
いつも一人で仕事をするような一匹狼的な先輩は、「仕事ができる」とは思われても頼りにはされないでしょう。
後輩が困った時に「相談があるんですけど、よろしいですか?」とすぐに声をかけやすい、身近な存在になる必要があります。
そのために必要なのは、日ごろからのコミュニケーション。
話しかけて嫌な顔をされたら、後輩はそれ以上の関係性を築こうとは思いません。
また、いつも忙しそうにパソコンとにらめっこをしているような先輩にも、後輩は話しかけづらいものです。
後輩が話しかけやすい環境を作れるよう、積極的に声をかけていきましょう。
朝の挨拶などはもちろんですが、「最近どう?」「仕事は順調?」などと声をかけられると単純に嬉しいものです。
そうすることによって、「あの先輩は話しかけても大丈夫なんだ」「先輩も忙しいのに後輩を気遣える仕事ができる人だな」などの印象になります。
後輩にも色々なタイプの人がいるはずです。
自分から話しかけてくる後輩はかわいく見えるものですが、感情を上手に出せないおとなしいタイプの後輩にも目を配り、声をかけてあげましょう。
分け隔てないコミュニケーションができるというのも、頼られる先輩のポイントです。
3.相手の話を最後まで聞く誠実さがある
飲み会に誘ったら絶対に来てくれる先輩。
いつも和やかで会社の空気を良くしてくれる先輩。
こんな先輩も後輩にとっては関係性を作りやすいですが、単に優しい先輩に留まってしまいます。
頼られる先輩になるためには、後輩のことを親身に考えてくれる姿勢が必要。
そのためにはしっかりと相手の話に耳を傾けられる「聞き上手」であることが大切です。
後輩の発言は、至らない部分が多いものです。
抱えている悩みや不満も、先輩からすると些細な事だと感じる場合もあります。
しかし、「年下だから」「未熟だから」という理由で切り捨てるのではなく、きちんと最後まで話を聞いてくれる先輩が尊敬されます。
話を聞いてもらえたことで、「この人は自分を理解してくれている」と感じられますし、そんな人について行きたいと思うものです。
根気が必要ですが、後輩を1人の社会人として尊重する度量を持つことが大切です。
以上、後輩から頼られる先輩の特徴でした。
後輩との関係だけでなく、様々な人間関係において必要なことばかりです。
これらを意識しながら、職場でのコミュニケーションを一層円滑なものにしていきましょう。