新しく会社に入社した時に仕事を覚えられるのかドキドキしますよね。
そんな時に親切に仕事を教えてくれる上司や先輩がいるととても心強いものです。
しかし、肝心の先輩が仕事を教えてくれない時にはどうしたらよいのでしょうか。
1.まわりの同僚を観察する
まずは周りの人がどのような仕事をしているのかを観察してみましょう。
自分の所属している部署がどんな業務を抱えていて、どのような人員配置と仕事の配分でまわっているのかを知ることはあなたにとって必要なことです。
自分には直接関係ないことでも、他の部署の人に聞かれたりすることもあるので周りの人の業務、例えば誰が何をやっているか知るだけでも非常に役に立ちます。
また自分と同じ仕事をしている人がいるのであれば、どのような流れで業務に取り組んでいるのかをよく見て自分の業務のために役立てるようにしましょう。
仕事はすべて教えてもらえるものと思ってはいけません。
教えてもらわなくても自分から学ばなければならないこともあります。
自分から学ぶための第一歩として周りの様子をじっくり観察してみましょう。
見ることで習得できることも多いはずです。
2.自分ができそうな仕事をみつける
周りを観察していくうちに自分ができることがないかを探してみましょう。
例えばコピー機のなくなった紙を補充したり、足りない備品を整備したり、手の空いている人がやれそうなことというのは意外にたくさんあるものです。
もちろん、勝手に触っていけない部分もあると思うので、周りの先輩に確認をしてからやるようにしましょう。
自分から「○○をやりましょうか」という提案をするのは、周りに対する受けもいいはずです。
その時に的確な周りのお手伝いができるように、自分ができそうなことをまわりをよく見て探してみましょう。
新人のやるべき雑用というのはどの部署にもあるはずです。
3.自分から先輩に質問をする
自分から何かできることはないのか先輩に聞いてみましょう。
この時にまず先輩が忙しそうではないかを注意して下さい。
新人の世話というのは他の社員にとっては自分の業務に追加される業務であり、できるだけ手間はかけたくないものです。
ここで手を煩わせるようなことをすると面倒な新人だというイメージを持たれてしまいます。
先輩の仕事がひと段落ついた時に自分に何かできることはないか聞いていましょう。
また、可能であればこの時に具体的にこんなことをしましょうかという提案ができるともっといいです。
今日の段階ではあなたにできる仕事はないのに、わざわざ先輩が仕事を作ってあげないといけないのかもしれません。
具体的な提案があれば、先輩の負担も軽減される可能性があります。
「何したらいいですか?」と言う丸投げな質問はできるだけ控えて「○○をお手伝いしましょうか」など提案するような形で質問してみましょう。
先輩はあなたの保護者ではないのです。
必要以上に頼りすぎないようにしましょう。
4.先輩の上の上司に相談する
新人のあなたが手持無沙汰なのはまわりの責任もあるかもしれません。
それでも仕事を振るほどの権限も先輩にはないのかもしれません。
役職のついている人に相談してみましょう。
役職についている人は権限もありますし、それこそ他の社員に指示をすることができます。
あなたに何らかの仕事を与えてくれるかもしれません。
しかし、先輩を飛び越えて上司に相談するのは間の先輩に迷惑がかかる場合があります。
この方法は最終手段と思っておきましょう。
先輩に質問をしても状況が改善されない場合や、先輩が会議などで全く席にいない時、やることがない時間が長すぎる場合などに試してみるようにしましょう。
5.過去のマニュアルやファイルを探す
先輩はあなたに仕事を教えるほどの時間の余裕がないのかもしれません。
それでもあなたは仕事を覚えなければなりません。
先輩の手を煩わせずに仕事を覚える方法を考えてみましょう。
例えばその業務に関するマニュアルや仕事に関連するファイルがないかを聞いてみましょう。
仕事を教えるのではなく、マニュアルの場所を教えるぐらいなら先輩もすぐに対応してくれるかもしれません。
仕事は教えてもらうのではなく自分から覚えるという姿勢が大切です。
あなたがその姿勢でいれば周りの評価もあがり、あなたもその後仕事がしやすくなるかもしれません。
新人でも積極的に働きかけよう
どの会社でも先輩社員がつきっきりで新人に仕事を教えるということはあまりないはずです。
自分から教えを乞うという姿勢を忘れずに、自分から積極的に働きかけて仕事を覚えるようにしましょう。
指示をされない限り、新人が仕事をしないというのは年々問題にもなっています。
それまでの学校や部活とは違うのです。
仕事は言われたことをやるだけのものではないということを肝に銘じて下さい。
何か指示を受けたとしてもそれが意外にできることはないのか、その仕事に付加価値を付けることはできないのかということを考えるようにしましょう。