仕事を続けていると「もう辞めたいな」、「逃げ出したいな」と思うのは誰しもがあること。
自分が望んでいた仕事であっても一度は思うことですし、仕方なく働いている仕事であればなお更でしょう。
でもちょっと待ってください。
仕事を辞めると今まで積み重ねてきた事が無駄になったり、生活が圧迫されたりと様々なリスクが伴います。
そこで簡単に仕事を辞めないためにも仕事を逃げたいと思った時に踏ん張る方法をいくつかご紹介します。
1.今一度自分の仕事を見直してみる
どんな仕事であっても、続けていることで経験や発見があり、気づかなくても自分の糧になっています。
たとえ自分の目標、キャリアなどと関係ない様な仕事や雑用の様な仕事であってもいずれどこかで役に立つこともあります。
例えばちょっとしたPCの雑務などでも将来、職場や仕事が変わると重宝された活きることもあります。
仕事を辞めプラプラしてるのとは雲泥の差です。
ですのでいずれ転職などを考えていても、今一度自分がしている仕事の価値を見直し、今の仕事を続けながら考えていった方が得策です。
ポイントとしては、成長に繋がっているかという点。
たとえ辛い仕事、つまらない仕事であっても何かしら自分の糧になっている事があれば意欲に繋がり
踏ん張りが利くものです。
少しハードルを下げて、今の仕事が自分の糧になっているかを考えてみましょう。
2.今の仕事が延々と続くわけではない
非正規社員や専門性の強い仕事でもなければ、同じ会社、同じ職場であっても延々と同じ仕事を繰り返すことは稀です。
昇進し役職が変われば仕事内容はガラっと変わります。
異動によって職場が変わり仕事内容も変わることもありますし、ジョブローテーションなどを導入している企業であれば、時期が来れば全く違った仕事を任されれる事もあります。
ですので今の仕事だけを見て逃げ出したい、辞めたいと考えるのは長い社員生活の上で考えると軽率な場合もあります。
これは一時的な感情と考え、いずれ変わっていくと考えれば多少のことは踏みとどまれてくると思います。
ただこの辺は仕事や勤める会社、自分自身の価値観によっても事情は異なりますので、将来的に見ても希望が見出せない場合は見切りをつける事が大切な場合もあります。
3.辞めた後の事を考えてみる(金銭面)
仕事を辞めると収入がなくなるので金銭面が一つの大きな課題となります。
もし家族を養っていたり、高い家賃の住居に住んでいる、ローンなどの支払いがあるという状況であればお金はどんどん減っていきます。
趣味や人付き合いなどの浪費も今までと同じにはいかなくなるでしょう。
仕事を辞める前というのは、辞める事に頭を奪われてしまい金銭的な面を冷静に考えられなかったり、貯蓄がある程度あるので大丈夫と妙な自信を抱きやすいものです。
莫大な貯蓄があったり、独り身でもともと質素な暮らしをしている方などであれば話は変わってきますが、それなりの生活基盤を持つ方が安易に仕事を辞めてしまうと思っていた以上に金銭的に圧迫される現実が待っている可能性が高いです。
ですので辞めた後の金銭的な問題を、2倍、3倍増しで必要以上に警戒して考えるのが踏みと留まれる事にも繋がりますし、自分の身を守る為にもなるでしょう。
それでも辞めるべきと結論が出た場合は辞めるのも一案かもしれません。
4.辞めた後の事を考えてみる(仕事面)
今の仕事を辞めても仕事生活自体は続きます。
一生暮らせるだけの資産でもない限り、仕事そのものから逃れる事はできません。
大抵の方は仕事を辞めた後、次の仕事を探すことになると思いますが、ここで課題となるのが市場価値。
一歩今の会社を抜けると、そこは外の世界で次に就こうとしている会社は、あなたの客観的な市場価値を第一に判断します。
客観的に見ても強い市場価値を持っている人材なら直ぐに次が見つかり、もしかしたらもっと良い内容で待遇も良い仕事と出会えるかもしれません。
ですが逆に今ひとつ誇れる能力がない、今の会社では活躍していたが客観的に示せるものがないという方ですと、思っている以上に仕事自体が見つからなかったり、今以上に不満のある仕事、待遇の悪い仕事に就く事になってしまうこともあります。
今の状況より更に悪化するという事も考えた上で仕事を見直すと、踏みとどまれたり冷静な判断ができるかと思います。
仕事を辞めることのリスクを十分考えよう
いくつか挙げましたが、こういった方法で考えると仕事を逃げたいと思った時に踏ん張りが効いてくるかと思います。
今の仕事に対しての思い、考えは人それぞれ違うかと思いますので、辞めずに踏ん張ることが確実に良いと言う訳ではありません。
状況によっては早めに見切りを付けることも大切です。
ただ仕事を辞めてしまうと、やはりデメリットやリスクが多いのは事実で、逃げ出したい、辞めたいと思っている時にはなかなかそれを冷静に判断できない場合が多いです。
踏ん張るにしても辞めるにしても、そこが岐路となりますので必要以上に冷静になって判断するのが良いかと思います。