仕事において、適度なプレッシャーなら程よい緊張感を持つことができます。
しかしあまり大きいと仕事に対する焦りや不安につながってしまうため、なんとかしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、仕事におけるプレッシャーを克服する方法についてご紹介します。
1.不安を紙に書き出す
プレッシャーを克服するためには、何が原因で自分がプレッシャーを感じているかを理解することが大切です。
まずはストレスの要因や、心配に思っていることなどを紙に書き出してみましょう。
文字として表すことで、自分が感じているプレッシャーの原因がより明確になるはずです。
原因が分かればそれを乗り越えるために何をしなければならないのか、書き出す前よりも考えやすくなりますよ。
ただひたすらに仕事への嫌な感情を抱え込んでいるだけでは、プレッシャーはひどくなる一方。
押しつぶされてしまう前にその気持ちを吐き出して、整理することが必要なのです。
プレッシャーを克服するにあたって、気持ちの整理は重要なこと。
紙に書き出せば問題がはっきり見えてきて、それを打開する方法を客観的に考えることができるので、結果としてプレッシャーを感じにくくなります。
2.仕事の経験を増やす
プレッシャーを感じてしまう原因のひとつとして、まだ仕事慣れしていないことが考えられます。
会社に入って間もなかったり、別の部署に異動して今までとは違う仕事を任せられたりすると、やはり立ちふさがる困難は多いもの。
うまくできないことも多く、それがプレッシャーに繋がってしまうのです。
しかし、新しい仕事を最初から完璧にこなせる人はなかなかいません。
プレッシャーを克服するためには、とにかく仕事を数多くこなすこと。
様々な仕事を経験することで環境に順応することができるので、困難にぶつかった時も柔軟な対応が可能になります。
また、がむしゃらに仕事をこなす姿勢は周囲の人に好印象を与えるもの。
色々な場面で自分を助けてくれる人が増えていくはずです。
周囲の人の手を借り、たくさんの仕事をこなして場慣れすることが、プレッシャーを乗り越える近道となるでしょう。
3.とりあえずやってみる
仕事に対してプレッシャーを感じている時は、どうしても仕事に対して悪いことを考えがち。
それが酷くなると仕事以外のプライベートな時間にまでそのマイナスな感情を持ち込んでしまい、なかなかリフレッシュすることができなくなる場合も。
プレッシャーを感じて仕事を心配するのは仕方のないことです。
しかしまずは考えるよりもやってみましょう。
仕事について鬱々と考える時間を減らし、仕事を始めてみれば、思ったほどプレッシャーを感じないはずです。
何もせずに仕事に対して悪いことを考え続けているのが、プレッシャーの原因。
一度仕事に取り組めば、忙しさのあまりプレッシャーを感じにくいものです。
プライベートな時間は仕事のことを極力考えず、仕事が始まったら全力で取り組むことが、プレッシャーを取り除く良い方法といえます。
4.仕事の失敗を想定しすぎない
仕事において、最悪の結果を想定しておくのは大事なことです。
しかしそれがプレッシャーになって仕事が手につかなくなるのでは、元も子もありませんよね。
また、あまり「失敗したらどうしよう」と考えすぎると潜在意識にそれがすり込まれ、本当にミスをしてしまうかもしれません。
失敗した時の対策が、本当の失敗を呼び寄せてしまう場合もあるのです。
このような事態を避けるために、失敗した時の対策は最小限にとどめましょう。
ミスをした時にどう行動するかを一度決めたら、その仕事に対してくよくよと心配するのはやめること。
まずは目の前の仕事を丁寧にこなすことを心がけましょう。
反省し、名誉を挽回するのは後でもできることです。
最悪の事態を想定しすぎず、ミスしないように落ち着いて仕事に取り組むことで、プレッシャーを感じにくくすることができますよ。
5.仕事の計画を立てる
たくさんの仕事を抱え込むとそれだけ心配事が多くなるので、プレッシャーを感じがち。
その量を自分はこなせるのか、忘れている仕事がないか、考え始めると止まりません。
つまり、プレッシャーの原因は自分がすべき仕事が整理されていないからです。
不安を減らすには、まず仕事の計画を立てることが大事。
今抱えている仕事の量やその優先順位などを、まずは手帳に書き出してみましょう。
書き出す前よりも頭の中がすっきりとしていませんか?
このように、仕事の道筋を立てることで自分が今置かれている状況が明確になり、仕事をしやすくなるのです。
また、計画をたてることで仕事のやり忘れを防ぐことができるため、ミスのない仕事をすることができますよ。
自分の仕事に不安を感じたら、まずは文字にしてみること。
立てた計画にそって仕事をすれば、プレッシャーから解放されるはずです。
プレッシャーが元で焦ったり、失敗した経験は誰にでもありますよね。
なるべく取り除きたいと思うかもしれませんが、実はプレッシャーは人を成長させるものだということをご存じですか?
緊張感を持って仕事に取り組むことで、プレッシャーへの耐性がつき、落ち着いて仕事をこなせるようになるのです。
悪い感情ばかり抱かずにプレッシャーとうまく付き合うことが、理想と言えるでしょう。