身近にいると厄介なかまってちゃん。
相手にしてしまったことで大変な思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。
しかし、かまってちゃんは本人に自覚がないことが多く「この人ってかまってちゃんかな?」または「もしかして私ってかまってちゃん…?」と判断に困ることもありますよね。
今回はそんなかまってちゃんの特徴を見ていきましょう。
1.自分の話ばかりする
かまってちゃんは自分に注目してほしいので自分の話ばかりしています。
口を開けば自分の話、自慢、体調が悪いアピールなどが多いのが特徴です。
自分のことを知ってもらおう、わかってもらおうという気持ちが強いため人の話を聞くより自分の話をする方が大事だと思っているのでしょう。
聞いてほしいがために大げさに話したり、つい嘘をついてしまうこともあり、聞いている側からすると明らかに嘘だとわかることでも本当のことのように喋ります。
たとえ人の話を大人しく聞いていたとしても、適当に相槌を打って自分の話にすり替えるタイミングをうかがっているでしょう。
2.ネガティブ発言が多い
かまってちゃんは暗くネガティブな発言を多発して「自分は幸せじゃない」アピールをするタイプもいます。
かわいそうな自分に浸っているので、聞かされている方まで暗い気持ちになることに気付いていない、もしくは全く気にしていません。
SNSに「もうダメだ」「誰も信じられない」など意味深な投稿をするのも特徴で、あえて詳細を書かないことでどうしたの?何かあったの?と自分を気にかけてもらうようにしています。
さらに「私ってダメな人間だよね…」「こんな人と一緒にいたくないよね…」と返答に困る話を投げかけては大丈夫だよ、そんなことないよ、と慰めてくれるのを待っています。
3.依存しやすい
かまってちゃんは自分の相手をしてくれる人、好きな人にすぐ依存してしまいます。
何をしても許してくれると思っているので頻繁に中身のないメールやLINEが“返信しなくても”連続できたり何度も何度も電話をかけてくるでしょう。
人の都合は一切考えておらず、自分の欲求を満たすことだけを重要視しているので相手に迷惑をかけているとは考えないのです。
特に仲の良い友人や恋人に対して「あなたには私だけだよね」と強い束縛をして、少し冷たくあしらうと「あなたがいないと生きていけないのに…」と泣き出すこともあります。
注意してもこれが自分の性格だ、と開き直るか「自分みたいな人嫌われて当然だよね」とさらにネガティブになるかで本人に改善しようとする気がないのが厄介なところです。
4.感情を表に出しやすい
学校でも職場でもかまってちゃんはその時の気分がすぐ表に出ます。
何かミスをすると負のオーラ全開で落ち込み、機嫌が悪いと惜しげもなくイライラした顔をする反面、機嫌が良いと大きい声でよく喋り、笑顔ですり寄ってくるでしょう。
特に不機嫌な時の態度がひどく、関係ない人に対しても冷たくしたりムスっとした表情で、場の雰囲気を悪くしているのを気にしません。
嫌いな人がいると誰彼かまわずその人の悪口を言って回ることも多いです。
色んな人に言うことで「みんな自分の味方だ」と思っていて、逆に自分が嫌がられているとは考えもしない困ったところがあります。
我慢することが苦手なので自分の感情を抑えようという気がないのでしょう。
5.否定が多い
かまってちゃんは人の言うことを素直に聞いてくれません。
たとえ自分が間違っていても「でも」「だって」を繰り返して、しまいには人に責任をなすりつけようとしてきます。
「でもあの人がこう言ったから」「だってそっちが悪いんだもん」と自分の非をなかなか認めず、他の人にはまるで自分が被害者のように話すこともあります。
自分以外を悪者にすることで、周囲の人に気を遣ってもらったり心配してくれることを求めているのです。
「こんなひどいことを言われた」「自分は悪くないのに」と嘘をついてまで責任転嫁しようとするので注意が必要です。
かまってちゃんには様々なタイプがいますが、総じて言えるのは「人のことを考えず、自分の欲求のまま行動している」ということです。
身近にかまってちゃんがいる場合は決して深入りせず、感情的にならずに対応することが大切です。
かまってちゃんにとっては優しい人、心配してくれる人はもちろん、怒ってくれる人や注意してくれる人も「自分をかまってくれる人」になるため、常に冷静に相手をするといいでしょう。