上昇志向が強い人は見ていて羨ましく思えたり痛々しく感じることもありますが、なぜどこまでも上を向いて頑張っていられるのでしょうか。
ネガティブ志向な人からするとそのような人は不思議で仕方ありません。
その特徴をご紹介します。
1.負けず嫌いな性格である
負けず嫌いな性格の人はできる人を見ると負けたくないという思いからさらに頑張ることができ、できない人を見るとあんな風になりたくないという焦りでまた頑張ることができます。
自分が納得するかとか自分にふさわしい地位かどうかよりも、常に人と比較して優位に立っている自分でいたいのでとにかくどこまでも頑張り続けます。
自分の能力以上の挑戦をしてしまい、ボロボロになったり失敗が続いて傷つくこともあるでしょう。
しかし、やった分だけ成果が得られる可能性も広がります。
2.自分の能力を高く見ている
自分に自信があり自分の能力を高く見ている人は上昇志向のかたまりです。
周りにいくら褒められても「自分はこんなもんじゃない。
まだまだやれる」とさらに頑張りますし、足を止めない自分こそ人とは違う素晴らしい人間なんだと誇りを持って生きています。
上昇志向が強いこんな性格になったのは子供の頃から褒められて育ってきたような人ではないでしょうか。
もういいと思っても「まだできるよ」と励まされ、時には「そんなものなの?」と煽られてきたのでしょう。
3.人に見られている自分を意識している
人に見られている自分ばかり意識しているようであれば上昇志向も備わってきます。
自分さえ納得できればいいという程度ならとっくにやめてしまっていることでも「あの人を驚かせたい」とか「もっと褒められたい」と思うならまだまだ頑張れるのではないでしょうか。
自意識過剰なところもありますが、人の期待に応えたいという優しさを持っているとも考えることもできます。
4.欲張りなのでもっと吸収したい
欲張りな人も上昇志向が止まりません。
ある程度達成してももっと吸収したいという欲があるため、さらに複雑なことやもう少し時間のかかることをやろうともできます。
家族にこんな人がいると体調が心配になってしまいますし、職場にいれば助けてもらえるのでありがたいとも言えますが手柄を独り占めしたいだけの人物にも見えてしまいます。
冷静に判断したり周りに遠慮したりすることが苦手であり、貪欲さが図々しく思われることもあります。
5.頑張る自分が好きで頑張るのが気持ちいい
頑張る自分が好きで頑張るのが気持ちいいという理由から上昇志向でいられるという人もいます。
頑張っている時にその世界に入り込んで周りをシャットアウトしている状態の自分が心地よく、ついに勢いにのったと感じたり周りから羨望の眼差しで見られていると感じた時はさらに興奮してしまいます。
一度夢中になると抜け出すのはそれを無事に終える時か誰かに「もういいよ」と止められた時です。
6.周りに影響を受けて自分も頑張りたくなる
周りに感化されやすい人なら周りが頑張っていると自分も頑張りたくなります。
負けたくないのではなく、素直な性格ゆえに「自分もうかうかしていられない」とやる気を見せようと頑張っているのです。
もしかすると追い詰められているだけなのかもしれません。
しかし、そうでもしないと上昇志向が保てずにすぐ逃げ出したくなってしまうような人もいます。
周りに支えられてのことなら人に恵まれた幸せな人だと言えます。
上昇志向が強い人は好きでそうしている人とそうするしかないと思って仕方なくそうしている人がいると考えられます。
前向きに捉えて自分が納得いくまでやろうとしているなら応援してあげてください。
ただ、辛そうに無理をしているような時はそっと手を差し伸べてあげましょう。
プレッシャーを抱えたまま頑張っていても空回りしてしまうだけです。