どうにもこうにも、会話が続かない人っていませんか?もともとのルックスもファッションセンスも良いのに全然モテない人、友達が少ない人、営業的要素のある仕事が全くできない人などにも見られます。
こういった人の特徴とは何でしょう。
探ってみることで、自身の会話力アップにつながる可能性も秘めた問題です。
1.話を直ぐ切ってしまう
例えば「この間久しぶりに子供とAっていうテーマパークに行ったんだけどさ…」などと会話を始めたとします。
しかしそこで「Aというテーマパークは僕も良く行くので、何を聞いても僕の知ってる話だと思うよ」などと、話を切るような会話をする人がいます。
悪意があるのではなく、自然にそうなってしまいます。
こう言われてしまえば「あーそう。
えーとじゃあ別の話で…」とするなど、相手は大変疲れてしまい、不愉快感も感じます。
2.直ぐ結論を出してしまう
誰かと二人でアパレルショップに行き、数着の服を前にして「このどれが良いかなあ」などと話し始めたとしますね。
一般的には、特に急いでもいないのなら「うーん、たしかにここは迷うね」と共感したりとか「思い切って、ここからここまで全部買っちゃえば?」だとか笑いを出したりすることで、話が続いていきます。
ところが会話の続かない人では「え?これで良いでしょ」とすぐ結論を出してしまいます。
次にバッグのコーナーに行き同じように話し始めても「あーバッグは私はわからないんで何も言えない」だとか…。
急いでいるならともかく、服選び小物選びを楽しむ場面では、いまいち、いや「いまふたつ」な会話ですね。
当然話は長く続かなくなります。
3.ユーモアがない
適度なユーモアも、会話を続ける上では大事な要素です。
キレのいいギャグでなくても、ある程度は欲しいものですね。
「こないだ自転車で転んじゃって…」といった場合、体の心配がないとわかれば、ユーモアのある人では「じゃあ俺も転んでみようかな」とか「自転車でコケそうな顔してるもんね」などと、何らかのユーモアを添えることも珍しくありません。
ここで笑いが生じ「あはは、それで…」などと次の言葉が出やすくなっていくのです。
自転車で転んだ話でユーモアを出す必要はありませんが、1時間あれこれと話すなら、幾つかのポイントでは笑いを狙いたいところです。
会話の続かない人では、こういったユーモアが、1時間話してゼロといったこともあります。
全てをギャグで返されても困りますが、ユーモアゼロでも相手は疲れてしまい、相手の「話す気」を失せさせることがあります。
4.仕事中のような会話しかできない
仕事場で同僚、部下、上司などと話すなら「仕事中」は簡潔で分かり良い話が求められます。
あまり余談が多かったりすれば「それは昼ごはんのとき聞くから、今は仕事に集中してね」などと言われてしまうでしょう。
しかし場面が変わり、食事をする、会社帰りに居酒屋に行くなどとなれば、打って変わってむしろ「余談」こそ会話に求められ、会話の主体ともなりえます。
「必要なことを伝えたり確認したりする」という、ビジネス上の話とは違うのです。
この切替ができない人も、会話が続きません。
5.相手に共感する能力姿勢がない
スムーズな会話では、相手に「共感」することも大事です。
例えば自分とは異なる感じの意見が出てきたとしても「あー、たしかにそういう考えもあるよね、うんうん」と共感した上で「僕の場合だと少し違って…」などと続けるのが一般的です。
「この間風邪引いちゃって…」という話が出てきた場合でも、もし内心では「風邪ぐらいのことどうでも良いのに」と思っていたとしても「あー、この時期多いよね、私も気をつけなくちゃだなあ」などと共感することが会話のキーとなります。
共感能力がない人、その姿勢がない人は、やはり会話が続かなくなります。
それこそ会話上手の人では「この人会話が下手で、苦労してるんだろうなあ」と、内心で相手の様子に共感したりもするものですね。
6.「自分語り」や「うんちく」を極度に避ける
一般に「オレ語り」ばかりであるとか「うんちく話」ばかりする男性は嫌われるとされます。
このことは結構広く知られていますね。
しかし、その問題をあまりにも意識しすぎて、自分語りやうんちくを極度に避けると「何も話題がない」という状況も起きかねません。
こういった話を極度に避ける人も、会話が続かない傾向になります。
会話が続かない人も様々ではありますが、総じて言うと「頭が固く、鈍い」といった傾向があります。
あらゆることについて頭が悪いということではなく、職業によっては高く評価されている人でも、会話が続かない傾向はときに見られます。
相手としては疲れる時間、苦しい時間にもなりますが「スポーツで上達するには、下手な人を観察するのも良い」といったことと同じで、彼らの特徴を見ることで自分の会話が上手くなることも、やはりあります。
プラスに考えてみると苦痛も減るでしょう。