どんなに気をつけていても、仕事でミスをくりかえしてしまうと、更に焦って悪循環になります。
仕事のミスは、「ミスを減らそう」という熱意だけでは解決しないため、違った工夫が必要になります。
そこで、仕事のミスを減らすために、具体的にどのようなことに気をつけたら良いのかをご紹介します。
1.焦って仕事をしない
仕事のミスは、仕事に集中できていない時に起こります。
仕事に集中できない原因の1つに、「焦り」があります。
「またミスしたらどうしよう」「こんな難しい仕事できない」などといったネガティブな感情が大きくなると、それが次第に焦りに繋がり、目の前の仕事に集中できなくなります。
目の前の仕事をきちんとこなすことよりも、自分のネガティブな感情を優先させてしまったために、集中力が大きく欠けてしまうのです。
これを解決するためには、焦らないように自分を仕向けることが大切です。
コツとしては、「焦ってはいけない」と自分を追い込むよりも、「ただ目の前の仕事に集中し、他のことは考えないようにする」と意識することがポイントです。
「仕事中は結果について考えず、ただ目の前のことに集中する」という習慣を付ければ、自然とミスも減っていきます。
2.指示を受けたら、納得するまで確認する
仕事で指示を受けたら、自分が納得するまで、詳細の確認をするように習慣付けましょう。
自分が担当することになった仕事の納期を筆頭に、「何を目標に設定した仕事か」などを正確に確認しておくことにより、作業の優先順位もはっきりしてきます。
1番いけないのが、「わかったつもりになって、自己流で仕事をすること」です。
自分勝手な判断は、取り返しのつかない大ミスに繋がります。
気になることができたら、逐一上司に確認を取り、自分に与えられた義務を完璧にこなすように努めましょう。
又、確認を取る際は、忘れないようにメモを取って記録に残しながら行うことがポイントです。
3.やるべきことをリストアップし、自分の目に付く場所に置く
仕事を与えられたらまず行うべきことは、「自分がやるべき全てのことをリストアップする」ということです。
どんなに些細なことであっても、「やるべきこと」であればリストに入れましょう。
そしてそのリストを、仕事中、自分の目に付く場所に置いておき、終わったものから線を引いて消し込んでいくと、忘れることがありません。
この作業を行う際、付箋を活用すると便利です。
やるべきことをリストアップする作業は、仕事の内容を整理することにも繋がるため、より仕事の中身がわかりやすくなり、作業がしやすくなります。
又、ミスを減らすだけでなく、段取り良く、早く仕事を終わらせることにも繋がります。
4.疲れたら休息を取る
真面目な人ほど、休みを取らずに仕事に没頭してしまう傾向がありますが、これはミスに繋がる落とし穴です。
疲れた状態で仕事をしていると、集中力が著しく落ちるため、考えもしなかったミスを誘発することが多いのです。
又、疲れた状態というのは、集中力だけでなく、冷静な判断力までも奪っていきます。
なので、肝心なところで判断ミスをすることもあります。
疲れたら必ず休息を取りましょう。
だらだらと長い時間作業を続けていることは、本当の意味での仕事熱心とは言えません。
自分の体力・精神力の限界が何時間までなのかをきちんと把握し、限界時間を超えたら休息を取る習慣を付けましょう。
「仕事時間が減ってもったいない」と感じるかもしれませんが、長い目で見れば、性格に仕事を終わらせることへと繋がっていくのです。
5.作業が終わったら、時間を置きながら数回確認する
仕事のミスを確実になくすためには、最後の段階で確認を徹底することが大切です。
1回の確認だけで安心せず、何回か確認を行うことが大切です。
できれば、3回くらいは確認を行ってください。
そのくらい、最終確認には神経を注ぐ必要があるのです。
又、1回確認を行ったら、少し時間を置いて、2回目3回目の確認を行うことが理想です。
集中していたことから一旦離れ、気分転換をした後に確認を行うと、違った見方ができるようになります。
そして何より、前に確認を行った時よりも、落ち着いた気持ちで確認を行うことができます。
そのため、前の段階で見逃してしまったミスも、発見しやすくなるのです。
精神的に落ち着いてミスをなくそう
仕事のミスを確実に減らすためには、「精神的に落ち着いた状態で仕事に向き合える」という環境を、色々なやり方で整える必要があります。
冷静さを欠いた状態、というのが、最もミスを起こしやすいのです。
「自分は、どのような環境でなら落ち着くことができるだろうか」ということを、常日頃から考え、知っておくことが大切です。
そして、最後の確認までも決して手を抜かないことが大切です。
仕事中は、自分が目の前の仕事に、最後まで全神経を注げるよう、自分で自分の仕事環境をコントロールしていきましょう。