いつもやたら忙しそうにしていて、何かに追われるように仕事をしている人がいます。
いわゆるキャパオーバー状態に陥っているのですが、今回はそんな人達の特徴をご紹介します。
1.イライラしている
忙しそうにしていると顔はしかめ面になり、とてもイライラしているように見えるので話しかけづらいです。
勇気を振り絞って手伝うと言っても「邪魔をするな」と言われて逆に怒られてしまうことも珍しくありません。
自分の仕事が手に負えないイライラから親切な人にさえ八つ当たりをしてしまう気持ちはわかりますが、そんなことをしていては誰も手を差し伸べてくれなくなってしまいますよ。
しかしキャパオーバーの人にはそんなことを考えている余裕すら無いのが現実です。
2.やる気だけは誰よりもある
その人はやる気はものあり、上司からの期待も大きいことが多いです。
しかし期待の大きさに比例して仕事の量も多くなっていってしまいます。
いくら期待をされたとは言っても、その人が実際にこなせる仕事量ではないので、しばしばキャパオーバー状態に陥ってしまいます。
酷な話ではありますが、変にやる気をアピールしてしまうと自分の身を滅ぼしてしまうことをキャパオーバー状態の人を見て反面教師とすべきです。
3.人望が無い
キャパオーバーに陥っている人はたくさんの仕事を1人で抱えています。
その人にしか出来ない仕事ならともかく、部下に割り振れる仕事がいくつかあるはずですが、人望が無い為に頼める人がいないという人もいます。
仕事が出来ないから人望が無いというのももちろんありますが、何より普段から部下を大切にしていない人はここぞという時に自分を助けてくれる部下がいないのです。
部下も苦しむ上司の姿を見ても何も思わないどころかむしろ「ざまあみろ」とまで思ってしまう人もいる為、キャパオーバーに陥っている人の中には孤独な人が意外と多いのです。
4.安請け合いをしてしまう
上司から頼まれると何でも引き受けてしまうのは部下であったら立場上は仕方がないとは思います。
しかしやらなくてもいい仕事を引き受けたり、あざとく良い印象を見せようとしてわざわざ大変な仕事を受けてしまうのは受ける側に少々問題があると言えます。
安請け合いをしてしまう人は自分の力量をよくわかっていないくせに何でもやろうとするからキャパオーバーに陥ってしまいます。
そしてキャパオーバーに陥ってみっともない姿を見せてしまうので、活躍をするどころか悪い印象を与えて終わってしまいます。
5.一生懸命になっている自分が好きである
困難な壁に立ち向かっている私はとてもかっこよくて好きだ、という風に思っている人は実は少なくありません。
一見するとナルシストのようで気持ちが悪いと言う人もいますが、キャパオーバー状態の人は傍から見たらあたふたして辛そうに見えても、当の本人はそれを楽しんでいる節がある人もいます。
確かに一生懸命に仕事をすることはとてもいいことですが、自分がその仕事をする動機が完全に私欲の為になってしまっていることはいただけないですし、それがわかりやすく表情や行動に出てしまうとかなり恥ずかしいです。
6.不器用である
キャパオーバーに陥っている人の仕事内容を見てみると、それほど大したことがないというケースもあります。
原因は本人の要領の悪さにあり、何ということもない仕事でも何かがきっかけで突然キャパオーバーに陥ってしまいます。
仕事の出来不出来や得手不得手とは別で、器用に考えられないのは時に自分を苦しめます。
もっと効率の良いやり方があるにも関わらず気づかないので、いつまでも自分の不器用さで辛い思いをしてしまいます。
キャパオーバー状態に陥っていると思われる人を見つけたら、とりあえず声をかけるべきです。
1人で頑張ってしまうのにはきっと理由があります。
イライラして視野が狭くなってしまっている、素直に助けてと言えない人の可能性があるので、キャパオーバー状態に陥っている人は何気ない周囲のフォローで落ち着きを取り戻して本来の力を発揮して仕事が出来るようになることもあります。