コミュニケーション能力を鍛える方法8個

最終更新日:2018年2月6日

2,000年代辺りから「自分はコミュニケーション能力がないから」といった発言をリアルでもネットでも見かけますね。

ただの思いこみの可能性もありますが、実際にコミュニケーション能力が低い、あるいはより高めたいと思う場合、どんな方法があるのでしょう。

1.接客を行ってみる

アルバイトやパートでも良いので「接客」の仕事に触れてみましょう。

一人で行う仕事や、職場の人としか会わない仕事では得られない経験となります。

なかなかハードルが高いかもしれませんが、効果は抜群です。

笑顔や声が良く出るようになり「話しかけやすい人」「素直な感じの人」「おかしなことを言わない人」といった印象が自然に出てきます。

飲食店でもいいですし、静かな場所を好むなら本屋なども良いものです。

テレフォンオペレーターなどでも、かなりのコミュニケーション能力がつきます。

唯一のデメリットとして、話し方にクセがついてしまい、物憂げな雰囲気や、少し影のある印象などは消えることがあります。

これを防ぐには静かなタイプの友人などとも話すことです。

2.分野の違う人と付き合う

異業種交流会などというものもありますね。

そこまで正式なものでなくとも、業種や職種の違う人と交流すると、色々なものの考え方に触れられます。

エンジニア的仕事をしているならば、営業畑の人と親しくなってみる、などですね。

とりわけ、職人的な仕事をしていて、同じような仕事の人とばかり付き合っていると、どうしてもものの見方が狭目になってしまいます。

すると、いつの間にか偏屈な人、狭量な人になってしまうこともあります。

3.長めの電話をしてみる

電話は、基本としては「話し続ける」ものですね。

相手が十秒ぐらい何も言わなければ「何?どうかした?」となるものです。

「話し続ける」にはある程度話題も変えていかないといけませんし、相手の気分(もう電話を切りたい、何か気になっていることがある等)も読み取る必要があります。

ネット社会で文字コミュニケーションが多いといっても、2010年代以降ともなれば通話やビデオ会話なども可能ですね。

4.コミュニケーションスキルのある人と親しくなる

人付き合いが苦手な人どうしで固まっていても、なかなかコミュニケーション能力は上がっていきません。

そこで、いかにも話しやすい感じの人と親友、あるいは恋人などになれるよう試みてみましょう。

人は、いつも一緒にいる人や、良く話す間柄では「似てくる」傾向があります。

しかしコミュニケーション能力のある人は多くの交友関係がありますから、誰かに似てしまうことはあまりありません。

あなたのほうが、コミュニケーション能力のある人に似てくるのです。

5.苦手な人を、頭のなかで決めてしまう

コミュニケーション能力のある人でも、苦手とする人はいるものです。

では彼らはどうしているのか?「この人とは波長が合わないから、あまり親しくしない」など、自分で意識的、または無意識的に決めて距離を取るのです。

コミュニケーション能力の低い人では、苦手なタイプの人とも無理に親しくなろうとしてしまい、悪循環になることもありますね。

実は適度に「人を切る」ことも大事です。

6.外国人とコミュニケーションしてみる

やや突飛かもしれませんが、効くのがこの方法です。

まず第一に、ある程度でも英語ができるなどで、コミュニケーションできる相手が増えるのですから、単純にコミュニケーション能力が上がりますね。

次に、もう少し深い話です。

例えば西洋人男性では、身振り手振りが大きい、ボディタッチが多い、案外と話し声が小さいなど、色々な特徴があります。

日本でなかなか見かけない仕草を見ることで、人の多様なコミュニケーションを知れて、自身の能力も自然と上がってくるのです。

さらに、英語などで考えると、思考方法もやや違ってきます。

日本語に直せば「私は、決めた。

あの会社の面接を受けることに」とか「彼は、私に、言った。

あのスマートフォンを買うべきだと」といった感じになりますね。

いわゆるS-Vが基本になります。

日本語では文末決定性といって、文の最後に動詞が来て、否定文か肯定文かも最後までわからないですね。

どちらが良いとかの話ではなく、総合的なコミュニケーションスキルが上がるのです。

「英語を母国語としない者どうしで、英語で会話する」などでも、相手が何を考えているか読み取る力、自分が伝えたいことをまとめる力がつきます。

また旅行などにでて外国人ばかりの空間を経験すれば、コミュニケーションに役立つ「度胸」もつきます。

7.「空気の読める」人に考えていることを聞く

外国人との接触では培えないのが、日本独特の「空気を読む」ということですね。

「俺は空気が読めないみたいだ」と悩む人はあとをたちません。

解決法の一つは「空気が読める」と思う人、そう言われている人に「こういうシーンでは何を考えるか」といくつか質問してみることです。

すると、例えばそう親しくない知り合いと二人でレストランにいったとすれば…?「相手が何を食べたいか、それとなく聞く」「相手は空腹なのか、そうでないのかそれとなく聞く」「相手の機嫌がひとまず良さそうか考えつつ、自分は笑顔にする」「自分の体調の関係であまり食欲がないなら、そう伝えて、食事自体は美味しいと言う」「家庭経済健康についてなど、踏み込んだことは聞かない」など、非常に色々なことを考えているとわかります。

8.笑顔をつくる練習をする

人は、気難しそうな顔をしている人にわざわざ話しかけたいとは思わないですね。

「1」の接客でも笑顔は基本です。

そこで、鏡を見ながら笑い顔をつくったり、好きなお笑い番組や漫画があるなら、繰り返し見たりします。

「自然な笑顔が自然に出る」ようになれば、いつの間にかコミュニケーション上手になっていることでしょう。

コミュニケーション能力を鍛えるには、種々の方法があります。

とにかくやたらと話せば良いかといえば、そうではないですし、それが難しいから悩みになるわけですね。

しかし少々の工夫をすることで、徐々にでもコミュニケーション能力は鍛えられます。

接客などやや荒療治から、笑顔づくりのような簡単な方法まで、合うものを試してみましょう。

関連情報(外部サイト)