倫理観とは簡単に言うと一般的に人としてあるべき姿や考えのことです。
個人的ではなく企業倫理といったように1つの会社全体で追及してゆく動きもあります。
今回はその倫理観がない人の特徴についてご紹介します。
1.決まりごとや約束を守れない
倫理観がない人は総じてルールを守ることが苦手です。
何故守らなくてはいけないのか、守らなかった場合は自分はどうなるのかがあまり想像出来ない為、その重大さが理解出来ません。
意図的に守らない人には口で言ったりすることで理解はしてもらえますが、倫理観がない人の中には全くもって理解をしてもらえない人もいるので時に困ってしまうことが多いのです。
2.思いやりが無い
困っている人や苦しんでいる人に対してどう接して良いかがわからないのではなく、そんな弱っている人達に対して心にもないことを言ったり挑発をするような言動や態度を見せてしまうので争いの種をまいてしまうことがあります。
弱っている人達を見て楽しいと感じる攻撃的で時に異常とも言える感情を露わにするので、周囲からは危険人物として見られてしまいます。
3.協調性が無い
足並みを揃えて何かの目的に向かって進むというのは決して簡単なことでありません。
多少の衝突は避けられませんが、そこに倫理観がない人が加わると余計にややこしい問題になってしまうことがあります。
自分勝手なことは平気で言ったり、一生懸命な人達をバカにし始めるといったこともしてしまいます。
また何かを大きく損なったりする恐れがある大きなリスクをやたら背負う割には見返りが小さい、もしくは無いものをやりたがります。
例えるなら法律違反ギリギリのことを犯すものの結果としてはあまりパッとしないでただ楽をしたいだけなんてこともあります。
そういった人達は残念ながら団体行動には向いていないと言えます。
4.感情が乏しい
倫理観がない人は感情が乏しい人が多いです。
人と何かをするのは面倒な部分は多いですが、それを成し遂げた時の感動は1人の時とは比べものにならないほど大きくなることもあります。
また困っている人に親切にしてお礼を言ってもらった時の嬉しさも格別です。
そんな人間らしい感情が薄いので、無慈悲な行いを重ねてしまいます。
これについては育った環境が大いに関わっていると言えます。
優しく育てられなかった人は他人からの愛情がわからないので、自分も人に愛情を振りまくことが出来ないのです。
なのでこの特徴に関しては一概に本人だけのせいには出来ないだけにとても難しい問題です。
5.最終的には犯罪を犯してしまう
お金が欲しいから強盗をしたり横領をして警察に逮捕されるといった事件がニュース等で取り上げられるのは日常的にあることです。
カッとなって人を傷つけるニュースには憤りを感じる人もいます。
倫理観がない人は時にそのようなことをしてしまい、自分の人生を台無しにしてしまいます。
犯罪を犯してしまう人は自分の欲求が強いが故に違反行為をしてしまうのですが、その欲求を抑えることが困難です。
強盗をして捕まれば自分の人生が暗くなってしまうことよりも、強盗をして捕まらなかったら一瞬にして大金が自分達の物になるという夢しか見ていないのです。
大人になると犯罪を犯す実力が身についてしまうので、やはり子供の頃からの教育が大事だと言えます。
倫理観が生まれつきある人はいません。
ほとんどが育った環境や教えてもらったことを自分の倫理観として身につけているのです。
したがって失敗から学ぶことも多いので、一概に倫理違反をすることは全否定することは出来ません。
しかしそこに悪意があったり反省の色が無い人は要注意と言えます。