危機感をしっかりと感じる人が周りにいれば、何か良くない出来事が起こる前に防ぐことが出来ます。
しかし誰もがそうしっかりといることは難しいです。
そこで今回は危機感を感じる人の特徴をご紹介しますので、その特徴を上手く掴めるようにしましょう。
1.小さな違和感を見逃さない
危機感を感じる人は誰も気付かないような小さな違和感を感じることが出来ます。
何となく普段と違うとは思っても、いざ周囲に言っても賛同が得られない場合がほとんどです。
しかしその違和感が目に見える問題として現れてしまうこともあります。
そうならないようにするには同じ仕事でも流れ作業のようにやるのではなく、何か異常や以前とズレていることを探しながら行いましょう。
2.最悪の事態を常に考えている
危機感を感じる人は物事を楽観的には考えません。
かといってただ心配性になるという訳では無く、自分達にとって都合の良い結果ばかりを考えないということです。
いつ何が起こるかわからないという考えを常に持ち、来たる最悪の事態に備えてアンテナを張っているのです。
取り越し苦労になることは多いですが、その危機管理はまるで災害用の非常食のようにいざとなった時には必ず役に立つのです。
3.常に改善策を考えている
危機感を感じる人は自分や周囲の職場環境や仕事の進め方についてもっと良い方法は無いかといつも探しています。
それはただの粗探しではなく、本当に良い道を歩む為の真っ当な努力です。
今までずっと同じやり方で単純な作業をしてきた人からはあまり良い印象を持たれませんが、実はとても大事なことです。
今日やっている当たり前が明日から当たり前でなくなる可能性もゼロではありません。
いきなり大きな壁に当たるくらいなら、普段から小うるさいと感じている人の意見をたまには聞いてみるといざという時の被害が抑えられることもあります。
4.冒険をしない
危機感を感じる人はギャンブルのような発想をしません。
例えば失敗する確率は高いがもし成功すれば業績が大きく伸びる、といった「もしも」という誘惑には興味を示しません。
同じ「もしも」でも、成功する確率は高いが失敗した時はどうしよう、といった自分達にとって不利な状況になってしまう「もしも」の方をとても重視します。
勝つ為に負けのリスクを背負うのではなく、負けない為に勝ちを捨てることで堅実な考え方をすることが出来ます。
5.消極的と評価されることがある
これまでご紹介した特徴からは危機感を感じる人の良い部分ばかりが見えていましたが、評価をする人によっては心配してばかりでなかなか前へと進まないと評価されてしまうこともあります。
勿論当の本人はそのような考えをしているつもりは無いが、チャレンジする精神を大事にしている組織にとっては前向きには評価されないことがあります。
6.大きな成功が掴みづらい
前述で冒険をしないという特徴を紹介しましたが、危機感を感じる人はここぞという時にもついリスクを背負うことを嫌う為、なかなか大きな手柄を立てることが出来ません。
更には理屈っぽいと捉えられてしまえば上司から大役を任されることも少なくなってしまいます。
危機感を感じ過ぎてしまいただの口うるさい人と思われないように注意が必要ですね。
危機感を感じるのも度が過ぎてしまえば後半でご紹介したデメリットになりかねません。
人は失敗をして初めてわかることもあります。
失敗をしないことに越したことはありませんが、少々の失敗なら恐れずにチャレンジをする方が良い時もあります。
しかし考えなしに突っ込むのも良いことではありませんので、用心深さと大胆さを上手く使い分けられるようになることが本当の危機感を感じられるようになります。