アルバイト、正社員にかかわらず同じ職場に長く勤めていれば、仕事を始めた当初は新人だった人も、いつのまにか後輩が増え、自分が先輩になってしまうようなことも多いでしょう。
そして指導をしたり仕事を教えなければいけないようなことも出てきますが、うまく指導できなくて困らないように、教える時のコツ、ポイントなどを覚えておくといいでしょう。
1.一気にたくさん教えようとしない
指導したいことがたくさんあっても、一気に話してしまっては相手もこんがらがってしまいます。
教えたい事、指導したい事の優先順位を決め、相手が分かりやすいように指導するようにしましょう。
一気にたくさん話してしまうことで面倒でないことも面倒な事だと感じられてしまうことも多いので注意です。
ですから、早く指導しておきたいことがあっても順序良く教えるようにするといいでしょう。
2.後輩の良いところも必ず言うようにする
後輩に指導というと、どうしても上から目線になってしまうこともありますが、威圧感を後輩に与えさせないためにも、必ず相手のいいところなども入れて指導するようにするといいでしょう。
そうすることで相手も気を抜いて話をすることができますし、指導されていても緊張感をとくことができます。
指導する時というのは口調も厳しく怒られているように感じることも多いため、そう感じられないようにするためにも良いところを織り交ぜながら指導するようにするといいでしょう。
3.相手の立場になって考えてみる
指導の仕方も、自分は正しいやり方だと思っていても、相手に取ってみたら覚えにくいということもあります。
ですから、後輩が自分の指導に納得いっていないようであれば相手の立場になって考えてみるということも大事です。
相手の状況、気持ちになって考えてみることでもっと良い指導方法が見つかるかもしれませんし、相手も自分の指導法に納得してくれることが多くなるかもしれません。
相手の立場になって考えてみることが大切です。
4.あまり優しく接し過ぎない
指導するために適度に仲良くなったり、接したりすることは大事ですが、あまり優しく接し過ぎないということもとても大事です。
適度に距離を置かないことで先輩と後輩の差がなくなってしまうと指導しにくいですし、また指導したことに対してなめられた対応を取られることもあるので、あまり優しく接し過ぎないということも大事です。
仲良くなったりコミュニケーションをとるにしても、先輩と後輩の差があるということはなくさないようにしましょう。
5.失敗してもめげないようにフォローする
プライドが高い後輩であったり、しっかりしている後輩ほど失敗をしてしまうとめげてしまうものです。
ですからきちんとフォローしてあげることも指導するときに大事なことです。
フォローしてあげることによってまた指導されることにも慣れてきますし、きちんと指導を聞こうという気にもなります。
何度も同じ間違いをしてしまう後輩であれば厳しくいう事も必要ですが、たまたま間違えてしまったり、根がしっかりしているような後輩であれば、くじけないようにフォローしてあげることで後輩も伸びていくことでしょう。
6.信頼してあげる
あまりやる気のない後輩でも、信頼してあげたり期待してあげたりするとやる気があがるものです。
ですから、指導するときは後輩をきちんと信頼しているということ、期待しているんだということも伝えてあげるといいでしょう。
伝えてあげることで先輩としての株も上がりますし、後輩を育てることへの成果もあげることができるでしょう。
また、自分から直接期待していることを伝えるのではなく、周りのみんなをつうじて、自分が期待していると言っていた、ということを間接的に伝えることが効果的でしょう。
信頼されていることや期待されていることというのは、誰しも嬉しいものです。
7.伝えることを紙にまとめておく
口で伝えるよりも、紙に書いて伝えたほうが物事というのは分かりやすいですし頭に入りやすいものです。
ですから、指導するときも前もって紙に書いて後輩に指導したほうが後輩も分かりやすいでしょう。
指導法に迷った時は、伝えることを紙にまとめておくというのもいい方法です。
後輩の立場になってみることが大切
後輩を指導するというのは誰もが迷いやとまどいがあるものです。
後輩の飲み込みが悪ければ、自分の指導が悪いせいだと感じてしまいますし、ではそれを良くするためにはどうしたらいいのか、うまく指導できるようになるのかと思うものでしょう。
ですが、一度後輩の立場になってみて物事を考えることで解決できることも多いので、自分が指導者として上達できるようになるためにもいろいろなコツを考えてみるといいでしょう。
自分が後輩だったときを思い出してみて話をする、指導をしてみるというのもとてもいい方法だと思います。