謙虚とは、日本ならではの美学ではないでしょうか。
人に好かれやすい人を見ていると、大抵、笑顔が多く、そして謙虚な振る舞いをしています。
謙虚な振る舞いが出来る人の特徴をまとめてみました。
1.自分の話をあまりしない
自己主張が強い人や、自分を良く見せたい人は、自分を語りたがります。
余程巧みな話術でもない限り、聞く方からすると、他人が語る自分語りは退屈なものでしかありません。
謙虚な人は、人を巻き込む程の話術を持っていない事も自覚しているので、自分を熱く語った後の始末に自信を持てないなら、自分の話をしない選択をします。
2.欲張らない
謙虚な人にも欲はあります。
しかし、決して欲張りません。
複数で物を分けなくてはならない時も、本当は自分にも必要だとしても、先に誰かに譲ってあげたり、貸してあげます。
仕事の手柄も独り占めするような事はありません。
自分の欲を抑えて、周りがまとまるならそれで良いという気持ちが強い平和主義者です。
3.人に嫌われるのが怖い
謙虚に振舞う事で、自分の気持ちを我慢したり、損をする事が分かっていても、謙虚な姿勢を崩さない心理は「人に嫌われたくない」という気持が強くあるからです。
出る杭は、確かに打たれやすく、謙虚に目立たなくしていれば、誰からも目の敵にされる事はありません。
自分の能力を認めて貰う事よりも、敵を作らずに「良い人」と思ってもらえている事に安心感を覚えるのです。
4.我慢強い
人に対して低姿勢で、丁寧な対応を常に取ろうとすると、気持ちが疲れてしまうことがあります。
どんな状況でも謙虚な姿勢を貫ける人は、相当我慢強い人と言えるでしょう。
低姿勢で、あまり自己主張をしないので、気が弱い人と思われがちですが、実は真逆です。
心がタフだからこそ、人の為を思った言動が自然に出来るのです。
5.自分の力を過信しない
自分をわきまえていている人は、謙虚な言動が板についています。
自分の力を過信してしまうと、どうしても天狗になっている事が言葉の端々から伝わって、人の気分を害してしまいまうでしょう。
また、自分を過信してしまう事は、心が浮ついて、自らミスを誘ってしまいます。
自分を客観視出来るからこそ、自信がある事でも、ひけらかすしたり、自慢する事がないのです。
6.感謝の気持ちを忘れない
謙虚な人が周囲から好かれるのは、感謝の気持ちをいつも持っているからです。
良い仕事が出来た時も、自分1人の手柄と考えずに、影で頑張ってくれた人や、支えてくれた人のおかげと考えて、周囲への感謝の気持ちを忘れません。
何かを成し得ても、偉ぶらないだけでも好感が持てますが、感謝の念を忘れない謙虚な人の事は、周囲も自然と応援してあげたい気持ちになるでしょう。
7.努力を人に見せない
謙虚な人は、努力する姿を人になかなか見せません。
例えば、テスト勉強に、相当時間を費やしてきても「テスト勉強かなり頑張ったんだ」と努力をアピールする事はありません。
万が一、結果が悪かった時にも格好がつかないし、自分から努力をアピールする事は、滑稽だという気持ちがあるのでしょう。
謙虚な人は、人知れず、影で努力を続けて結果を出すので、いつの間にやってたの?
と驚かれる事もしばしばです。
謙虚な人は、丸く穏やかな雰囲気があり、人当たりも良いので、社会人として、会社から重宝される事は間違いありません。
「謙虚さ」を上手に身に付けると、仕事でもプライベートでも、人とコミニケーションが取りやすくなります。
「能ある鷹は爪を隠す」とよく言われるように、自分に自信を持っていて、自分を信じてあげられる事が、謙虚な行動に繋がっているのです。