とにかくなんでも言ってしまう口が軽い人。
彼彼女たちにはどういった特徴があるでしょうか。
厄介者ともいえますが、憎めない面もあったりします。
上手く付き合っていく上では、あるいは時として避ける上では、特徴をつかみたいものですね。
1.思ったことを言うのは悪くないと思っている
口が軽い人は、思っていることを誰に伝えても別にかまわないと考えているケースがあります。
ある意味では筋が通った考え方ですが、周囲は困惑してしまうものです。
「Aさんは、弟ととても仲が悪いらしい」といったことがあるとして、それを職場や同級生に言うことの、何が悪いのか?と彼らは考えます。
周囲や言われた当人たちからすれば「それは言わなくてもいいこと」となるわけですが、口が軽い人では「私がそう聞いてそう思ったことを言うのの、何が悪いの?」といったように考えます。
2.言って良いことと悪いことの境が判別できない
一般には、人は「言って良いことと悪いことの判別」をした上でものを話します。
例えばですが、過去に交通事故を起こして、人に大怪我を負わせてしまったという知り合いがいるとします。
知り合いについて、その事実を知っているとしても、ただの短期アルバイト仲間、薄い関係の友人などにその情報を言う必要はありませんね。
一方において、その事故を起こした人を含めて深く長期的な仕事仲間であるとか、親友関係にあるとかであれば、敢えて言ったほうが良い場合もあります。
口が軽い人では、そのような状況による判別ができず、とにかく誰にでも何でも言ってしまいます。
3.性格を見破られている場合、重要情報を伝えてもらえない
「口が軽い」と見破っているなら、周囲の人は彼らに重要な情報、デリケートな情報を伝えなくなります。
いってみれば当然のことでしょう。
何でもかんでも言いふらされてしまっては、様々な被害が予想されるからですね。
周囲の人は自然とガードを固くします。
本人は気づきませんが、持っている情報自体が少なくなっていることがあるのも、彼らに見られる特徴です。
「口が軽いからアレコレ何でも喋ってくれるだろう」と目論んで問うてみても、そもそも知っていることが少ない、という状況になっていることもあります。
4.好意的に捉えれば、わかりやすい性格でもある
口が軽い人について好意的に捉えるならば「わかりやすい性格」です。
「これは言うべき情報」「これは言わないほうがいい情報」といった区別をせず、何でも誰にでも言うわけですから、性格を見抜いているならば扱いやすい人間といえます。
「アイツは口が軽いからなあ」などと周りからハッキリ言われているようであれば、すなわちそうした認識が定着しているわけであり、必ずしも憎まれたりはしません。
5.これといった目的はない
頭がよく、かつ質の悪い人間の場合、隠すべき情報をわざと垂れ流し、隠さなくてもいいことを隠したりと、色々と小賢しいテクニックを使います。
誰かに好かれたり、誰かを傷つけたりするために、そのような「企て」をします。
一方で単に口が軽い人では、そういった目的、あるいは企ては、これといってありません。
自分にとって損になっても得になっても、とにかく何でも言ってしまいます。
ある意味では憎めない存在ともいえますが、結果として大迷惑であることも、否めないものです。
6.信用されない
口が軽い人は、憎まれたり嫌悪されたりはしなくても、一定以上の信頼は得られないものです。
真剣な悩み相談などをしても、それがアチコチにばら撒かれてしまうのでは、むしろ悩みは深まってしまいます。
彼らは不誠実なわけではありませんから、例えばお金を貸したなら返してくれます。
しかし「○○さんからお金を借りて、先月返したんだ」などと言いふらされてしまうと、別の、よく知らない人間がお金をたかってきたりと、ロクなことがありませんね。
「悪気はなく、素直な人だ」と見なされつつも「そうは言っても、信用はできない」とジャッジされてしまうのも彼らの特徴です。
口が軽い人は、特に悪い人であるというわけではありません。
しかし「結果」としては他人を苦しめてしまうこともあり、迷惑な存在でもあります。
大方において素直な性格であることが多いため、一旦は好かれることも多い彼らですが、その無神経さから人が離れていってしまうこともありますし、そうでなくても深い付き合いは敬遠されてしまうことも多いのです。
思わぬ迷惑を被らないためにも、特徴を掴んで見抜きたいものです。
口達者で小賢しい「悪い人」とは違いますが、それだけに見抜きが大切です。