ものごとが長続きしなかったり、すぐに投げ出してしまう人も存在します。
そのような人は逃げ癖がついてしまい、ついつい楽な方へと心が向いてしまっている場合があります。
そんな逃げ癖が治らない人の特徴について紹介します。
1.どうせ失敗すると考えてしまう
ものごとに取り組む前からどうせダメだと考えてしまっては、本来できることも上手くいかなくなってしまいます。
そして実際に逃げてしまうことでやはり自分はダメなんだという事実が出来上がり、さらに逃げ癖を強めてしまう結果になります。
過去の自分がいかに逃げてきたからと言って、次に自分が新しいことを始める際には過去の経験など全くあてにならないものです。
にもかかわらず今回もどうせダメだという考えが浮かんできてしまう場合には、その考え方は全く根拠のないものであることを実感することが大切です。
2.自分に自信がない
逃げ癖が治らない人は自分に自信がない人と言うこともできます。
自分に自信がなく、自分に対して不安が強い場合には未知のことに対する不安も強まってしまいます。
逃げ癖が治らない人にとって逃げないという選択肢はまさに未知の選択であるため、自分が経験したことのない選択をするのが不安で自ら逃げるという選択を選んでいる場合もあります。
未知の選択をする恐怖に打ち勝ち、逃げないという選択をするのはとても強い心が必要なことなので、まずは小さなことから達成する感覚をつかみ自分を褒める癖をつけて自信を取り戻していくことも大切です。
3.ストレスに弱い
逃げ癖が治らない人にはその原因がどこかにあるはずです。
ストレスに対して弱いということもその場から逃げてしまうという原因につながります。
またストレスを感じやすい人はそれだけ繊細な性格ともいえます。
対人関係において少しの言動でも自分に対する批判や否定の言葉としてとらえてしまうことで、相手はそんなつもりはないとしても自分は強いストレスを感じてしまうこともあり、結果的に逃げ出してしまう場合もあります。
なるべくストレスを溜めないような環境づくりや、心を落ち着かせる方法、また対人関係においては自分の思い込みだけで判断せずに相手の意思を確認するなど、なにが自分にとってストレスになっているのかを見極めることも重要です。
4.自罰傾向が強い
結果的に逃げてしまう人の中には自罰傾向が強い方もいます。
トラブルがあった場合や相手に不快な思いをさせたときに、すべて自分が原因になっていると思い込み、自分を罰してしまう考え方をしていると結果的に逃げてしまうこともあります。
自罰傾向は逃げ癖と同じよう癖になってしまうこともあるので、その考え方自体がその場の状況に本当に合っているのかどうかを冷静に分析し、適さない場合には間違った考え方をしていることをはっきりと自覚することが大切です。
5.トラウマを抱えている
過去の嫌な経験がトラウマとなり、逃げ癖が治らないことも考えられます。
トラウマがある場合には無意識の反応として逃げたい衝動に駆られることもあり、これは頭で思考するような論理的なものの外から出てくる反応でもあるため、本人にも原因の特定が難しいこともあります。
日常生活に支障が出てしまうほど反応が強く出てしまう場合には専門の機関へ相談するなど、自分ひとりで解決しようとせずに、他人を頼ることで楽になる場合もあります。
逃げ癖が治らない人とひとことで言ってもその原因は人によってさまざまです。
まずはなにが自分の逃げ癖のもとになっているのかを客観的に見極め、その原因を探っていくことや、そのような考え方の自分を否定せず受け入れることで新しい考え方ができるようにもなります。
慌てず少しずつ、しかし怠らずに自分と向き合っていくことが大切です。