単純な作業の繰り返しとなる「ルーチンワーク」。
仕事においても、家事など日常場面においても見られます。
これといって難しいことではないとも考えられますが、苦手とする人もいます。
そうした人の特徴について見てみましょう。
1.飽きっぽい
変化のないルーチンワークは、飽きっぽい人には向かない面があります。
特別に頭を使わなくていいというラクさよりも「飽きる」ことのほうが苦痛になります。
また、ひとつのルーチンワークをひとまずこなせるとしても「つまらない。
別のルーチンワークはないだろうか」などと、やはり飽きっぽさが出てしまいます。
2.作業方法の工夫がすぐ頭に浮かんでしまう
ルーチンワークも、やり方によって効率が上がったり、下がったりするものです。
疲れやすい方法、疲れにくい方法なども、やはりあるものです。
しかし実際に作業をしているとき「こうすればもっと効率が上がるのではないか」などとしょっちゅうう考えてしまうと、現実の作業が進みません。
時々の見直しは必要としても、程度問題ですね。
3.プライドが高く、単純作業を受け入れられない
データ入力をしたり、あるいは毎日洗濯したり、特別な能力が求められないのもルーチンワークではあります。
しかし、それらがないと世の中が回りません。
プライドが高く、自身の能力に過剰な評価を与えている人では「自分がやる必要はない」としてルーチンワークを嫌うことがあります。
しかし一人暮らしなどでは、困ってしまいますね。
若く健康でもヘルパー的存在を雇うことになるのでしょうか。
4.良くも悪くも、想像力がある
例えば掃除の仕事をしていても「そもそも、こういった清掃用具はいつ発明されたのだろう」とか、色々想像してしまう人がいます。
悪いことではありませんが、それで気が散って作業がはかどらないのでは困りものですね。
5.仕事に多くを求めすぎてしまう
クリエイティビティが求められる仕事、職人のような仕事、とにかくいろいろな人と話す仕事、経営、あるいはスポーツ関連の仕事などでは、それ自体を楽しんでいる人も多いものです。
しかし、仕事は仕事と割り切り、つまらなくても良いとして、趣味や友人との交流に楽しさを見出す人もいます。
家事などについても言えることです。
仕事に多くのこと、特にやりがいや楽しさを求めすぎる人はルーチンワークを苦手とします。
6.単純作業で疲れやすい体質である
ルーチンワークも様々ですが、身体の動かし方や眼の使い方などが単調になりがちです。
姿勢などもずっと同じであったり、同じ動きの繰り返しであったりします。
こういった、あまり変化のない作業で疲れやすい体質の人もいます。
当然、ルーチンワークには向かず、苦手とするものです。
7.耐える力がない
普段、変化に富んだ仕事や作業をしている人でも、時にはルーチンワークに取り組む必要があります。
デザイナーであるとか、インテリアコーディネーターであるとか、そういった仕事をしている人でも、毎日職場の掃除をしたり、ひたすらパソコンで単純作業をしなくてはならない場面もあります。
また、災害などに遭った場合も、たとえいやでも、とても単調なことを繰り返さないと生活の復旧ができないことがありますね。
そういったことに耐えられない人は、やはり耐える力がありません。
いざという際頼れないとも捉えられます。
たとえ社会的評価や収入面で評価される立場としても、総合的な能力では若干マイナスポイントがあるといえるでしょう。
ルーチンワークを苦手とする人では、創造性が高いなど、別の部分で能力が高いケースが多く見られます。
しかし、ルーチンワークを全く避けて生活したり、仕事をすることも、ほぼ不可能ですね。
比較的単調なルーチンワークを得意とする人、苦手としない人がいてこそ、社会も回るというものです。