引きこもりの暗すぎる心理的特徴5個

最終更新日:2018年3月5日

引きこもりの方の方にはさまざまな心理的特徴が働いています。

この心理を理解することで、引きこもりの方は改善、周りの方は引きこもりの方を理解する足掛けになります。

楽しんで引きこもっている人はほとんどいないのです。

今回は引きこもりの方にどういう心理的特徴があるのかご紹介します。

1.他人の評価が気になる

他人の評価を気にするという事は、プライドが高いということでもあります。

しかし、そのプライドは見せかけのものなので、そのメッキが剥がれるのを恐れ、他人と接することを拒むことになります。

また、外見や性格が他人にどう思われているかも普通の人より過剰に気にしています。

主な理由は恥をかくのに敏感で、恥をかくのが大っ嫌いであることと、プライドが傷つくのを恐れるからです。

また、引きこもりの人は自分と他人を比べて自分を評価する特徴があります。

2.人と関わりたくない

対人関係をするうえで、失敗を恐れるあまり、人と関わりたくないと思うようになります。

人見知りや会話が苦手な人が主に人とかかわりを持ちたくなくなっていきます。

理由は人に嫌われたくないという気持ちが強く表れるからです。

普段無理して接客しているひと、真面目に仕事をしている人でも、仕事での失敗を理由に人と関わることを徐々に嫌っていきます。

対人に対する不安が大きくなればなるほど引きこもりたいという気持ちが強く心に表れるようになります。

3.感情を押し殺す

俗にいう「仮面をかぶっている」状態です。

理由はまず「怒り」です。

怒るという行為が他人に対して嫌な印象を与えるいけない感情だと思い、他人や親にたいして怒るという行為をしなくなります。

これは、自分に自信がないためと、争いをさけるという意味もあります。

そして、怒りの感情を抑えていくにつれ、徐々に喜ぶ、悲しむ、楽しむといった感情を徐々に行わなくなってしまいます。

なるべく安全に過ごしたいという自己防衛と、感情を出すことに疲れてしまうのが理由です。

これにより引きこもりは、心に感情を抱いてもほとんど喜怒哀楽を表現することをしなくなります。

4.同じ服をずっと着続ける

これは、引きこもって外に出ないから服を着替える必要がない、めんどくさいという理由ではなく、引きこもりの人は変化を恐れるという心理が働きます。

自分の生活を保存することを心がけており、髪の毛を切ったり、風呂に入ったり、下着や服を変えたりすると、自分の生活に変化が訪れるのではと恐れます。

主に引きこもり生活から、社会生活への変化、恐れから自己防衛のためです。

なるべく一日一日を変わらないように、同じような生活を心がけています。

5.いじめを受けている

これは本当に悲しいことですよね。

学校だけでなく、社会人も職場でも上司からのパワハラ、悪口をいわれるといったこともあります。

それにより怖くなってしまい、逃げるために引きこもるようになります。

また、直接的ないじめの怖さだけでなく、大人数の人に自分がいじめられていると思われることがプライドが高い引きこもりの人にはとても耐えられるものではなく、長期的に家に引きこもって自己防衛します。

引きこもりの心理の特徴を一言で表すなら自分に自信がないということです。

それにより対人関係で恥をかくのを恐れます。

極端な話ですが、自分以外の人間がみんな感情を持っていない「ロボット」だったら、ほとんどの人の引きこもりが改善されるのです。

引きこもりの人は、めんどくさいから外に出たくないとか、学校で勉強するのが嫌だ、仕事をするのが嫌だというそんな単純な理由ではないのです。

みんな外に出られない引きこもり特有の心理が働いているのです。

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