八方美人な人は人当たりもよく穏やかである為、周囲から嫌われるということは少ないでしょう。
しかし当の本人は八方美人なところに悩みを抱えていたりします。
そんな八方美人な人にはどんな特徴があるのかをみていきましょう。
1.完璧主義
八方美人な人は何事も完璧にこなさなければ気がすまない人です。
それは人間関係も同様で、波風立てず円滑な人付き合いをしようとします。
もし自分の周りの人たちが何やらあやしい雲行きで、ケンカにでも発展しそうな感じであれば穏やかにその場を取り仕切って、平和的な雰囲気になるよう努めるでしょう。
しかし、そういったことを続けていると心労が絶えないため、本人は苦悩することも多いのです。
人がたくさんいる場所では完璧に振る舞っていても、一人になった瞬間どっと疲れが押し寄せ深く落ち込むなんてことも少なくありません。
物事を完璧にしたいという気持ちはとても素晴らしいことですが、何においても完全無欠なんてことはありえないので、たまには一息つく余裕を持ちましょう。
2.自分がない
自分という確かな軸がない人は八方美人になりやすいでしょう。
自分が何に心地よさを感じるか、何に不快感を感じるかなど、自分で自分のことを決めることができません。
常に他者の評価に依存しているので自分の目に映る世界が、自分の価値だと思い込んでしまっています。
他人が嫌そうな顔をしていれば、自分は何か間違った言動をとってしまったのではないかと思い悩むため、誰にでも愛想よく振る舞う癖がついています。
いつも周囲を気にしながら自分というものを演じているので、ますます自分というものがなくなっていってしまいます。
このようなこと続けていると良くないことに巻き込まれる可能性も高くなってきます。
人のことを気にすることはやめ、しっかり自分というものを持つようにしましょう。
3.器用
八方美人な人は器用なタイプの人も多いでしょう。
どんなことにおいても人より処理能力が高いため、難なく何でもこなしてしまいます。
人付き合いにおいても、どんな人とでもコミュニケーションをとるのが上手で迷いなどが見られません。
積極的に自分から周りの人に話しかけ、話しを盛り上げるのもうまいので周囲からは八方美人だと思われてしまうでしょう。
本人に悪いところはないですが、そういった態度を快く思わない人も中にはいます。
そのような人たちは八方美人な人を陥れようと画策してくるしてくるので要注意です。
何でも器用にこなし愛想まで良いとなると、どうにかしてその評価を引きずり落としたいとあれこれ陰湿な手段を使ってくるでしょう。
そういう人間は相手にせずともいずれ悪事がバレるので心配する必要はありません。
4.計算高い
八方美人な人の中には計算高く腹黒いタイプの人もいるでしょう。
誰にでも愛想よく振る舞い、いい人を演じていますが表面から見える人物像からは想像もつかないような、ドス黒い感情が渦巻いていたりします。
周囲から自分はどう見えているかということを意識し、どのように振る舞えば良い人に見えるかということばかり考えています。
頭の中は常にフル回転で、自分の目的を達成するまではいい人という仮面をかぶり続けます。
このタイプの八方美人はなかなかボロを出さないの周り人間も本性を見破ることは難しいでしょう。
気づいた時にはすでに手遅れになっているということも少なくないので、極端に愛想がいい人には気をつけたいものです。
一口に八方美人とはいっても様々なタイプの人がいることがわかりますね。
いずれにせよ、八方美人の人もその周囲の人も苦労はついてまわるでしょう。
表面上は良い部分しかない八方美人ですが、その人が本当はどういう人なのかということを見極める力も必要だと言えますね。