安請け合いは確信がないのに請け負う、二つ返事で引き受けることを意味する言葉です。
つまり安請け合いをする人とは自分が出来るかどうかは考えないで安易に引き受けてしまう人のことを指します。
そんな安請け合いする人の心理を紹介していきます。
1.楽天的
安請け合いする人の心理としてはポジティブな考え方をする人ですが、自分の能力を把握していないので楽天家ということが出来ます。
つまり何とかなると考えているのですが見通しが甘い場合が多いのです。
人間にはそれぞれキャパシティがありそれを理解していない人は安請け合いをしてしまう人が多いと言えます。
自分がどれくらいの仕事量が出来るのかとそのスピード、今やらないといけない業務量と納期をきちんと分かった上で引き受けているのなら何も問題はないのですが、そうでない場合は納期内に仕事が終わらずに逆に周囲に迷惑をかけてしまうことになります。
この手のタイプは安請け合いをしたことで一度痛い目に合わないと何度も同じことを繰り返します。
周囲が手伝い何とかなればまた安請け合いをしてしまいます。
2.嫌われることを恐れる
安請け合いする人の心理としては断ることで相手に嫌われることを恐れています。
だから自分が嫌われるかもしれない言動は出来るだけしたくないと思っている八方美人タイプと言えます。
だから相手に良く思われたいから無理だと分かっていても断ることが出来ません。
だから自分が納期ギリギリの書類作成を行っていて余裕が全然なくてもつい安請け合いをしてしまいます。
きちんと引き受けた仕事を終わらすことが出来ればいいのですが、大抵の場合は終わらずに後悔する羽目になります。
また安請け合いをすることで周囲に迷惑をかけることは理解しているのですが迷惑をかけるスタッフ、チームメンバーは身内といった意識が強いので取引先の会社の要求を呑んで安請け合いをしてしまいます。
3.無責任
安請け合いする人の心理として無責任な人と言えます。
普通は頼みごとをされたら自分が引き受けられる状況かどうかを考えた上で引き受けます。
ですが安請け合いをする人は安易に引き受けて、それを成し遂げることが可能かどうかまでは考えていないと言うことが出来ます。
もしくは普段から何も考えずに無責任な返事をしている場合が多く、自分が出来なかったことでより迷惑がかかることを考えずにその場限りの無責任な返事をしてしまいます。
さらに引き受けたことを成し遂げることが出来ない時でも仕方がない、頼んだ方が悪いと考えているのが特徴です。
4.自分をよく見せたい
安請け合いする人の心理は頼ってくれて嬉しい、自分をよく見せたいと思っています。
つまり姉御肌、兄貴肌の人間で自分を頼ってくれた相手に対して無下にすることは出来ません。
さらに自分を必要としてくれたことを嬉しく感じているのです。
さらに引き受けることで自分をよく見せたいといった感情もあります。
頼まれた事を二つ返事で承諾する自分は出来る人間に見えるのでは?頼んできた相手にとって颯爽と快諾してテキパキ仕事をする自分は憧れの対象となるかもしれないと思うと断ることが出来ないのです。
この手のタイプは引き受けた仕事は責任をもってやり遂げようとしますが、自分のキャパ以上に仕事を引き受けてしまい徹夜で作業するなど無理をする羽目になります。
安請け合いする人の心理とは楽天的でなんとかなると思っています。
他にも断って相手から嫌われることを恐れて引き受けてしまう人もいます。
あとは安請け合いをする人の中には無責任な人もいると言えますし、自分をよく見せたいから引き受けて必死になって作業をする羽目になる人も存在します。