告げ口する人の心理って一体何なのだろうと疑問を感じたことがある人も多いでしょう。
告げ口する人が周囲にいると、人間関係でトラブルが起きやすく、悩みの種になることも少なくありません。
そこで今回は告げ口する人の心理について紹介していきます。
告げ口する人の心理で悩んだことがある、気になる、そんな人は是非見てみてくださいね。
1.皆にとって良い子でいたいから
告げ口する人の心理には、良い子でありたいという願望が隠されていることもあります。
告げ口する人の特徴には、誰にでも良い顔をするというものがありますよね。
特にこっそりと周りにわからないように告げ口をしてしまう人は、誰にでも良い顔をしようとしていて、誰からでも良い子だと思われたいという心理が強く働いているのです。
例えば誰かの悪口を言っていたのを告げ口する人が聞いてしまったら、悪口を言われていた相手に対して悪口を言っていたよ、と直接告げ口をしてしまいます。
この時告げ口する人の心理の中には「悪口を言っていたことを素直に報告出来る良い人」という人物像が出来上がっているため、告げ口を報告した相手からは良く思われるだろう、感謝されるだろうという心理が強く出ています。
つまり、善意で物事を伝える自分は良い子である、と思ってしまっているというわけですね。
本人は至って悪気はないので、それによって告げ口をされた人、報告された人が嫌な気持ちになる、場が乱れてしまうというリスクは全く考えていません。
むしろ、これで皆仲良くなれたらいいな、自分が告げ口したことによって皆仲良くなるはずだ、そんなことすら思っているので、告げ口をやめてもらいたい場合にはその誤解を解かなくてはならないのです。
2.告げ口を正義だと思っているから
告げ口する人の心理は、揺るぎない正義感というものもあります。
告げ口というのは、誰かの悪行や秘密を他人に伝えるという行為ですよね。
ほとんどの場合、言われたら困ることですが、この告げ口する人の特徴には「言われたら困ること=悪いこと」という方程式が頭の中で出来てしまっているため、自身の正義感を持って悪を裁こうという心理が強く働いてしまっているということです。
この告げ口する人の心理は、とにかく悪いことは全て公に出なければならないという強い意志が存在しているので、告げ口した結果人間関係でトラブルが起きても、自分が非難をされたとしても仕方がないと割り切ってしまいます。
たとえ非難をされたとしても自分は悪いことをしていない、告げ口をされるようなことをしているほうが悪いと考えるので、告げ口という行為に対して問題性を全く感じられないのです。
また、強い正義感を秘めている人は、悪行を誰かに告げ口した時、大きな優越感に浸るという特徴もあります。
自分は良いことをした、正義はやはり絶対である…そんな優越感がより正義が絶対という心理を色濃くさせてしまっているとも言えるでしょう。
3.告げ口をした相手に良く思われたいから
告げ口をする人の心理には、告げ口を報告した相手に良く思われたいという心理からくるものもあります。
告げ口を報告するということは、少なからず報告される相手にとっては有益な情報であることも多いですよね。
そんな有益な情報を提供出来る自分は相手から良く思われるはずだという心理が働くため、相手との距離を縮めるための手段として告げ口を使ってしまいます。
特にこの告げ口は恋愛や上下関係が激しい環境で起きることが多い告げ口でもあります。
例えば恋のライバルの悪いところを好きな人に伝えることが出来れば、ライバルと差を付けることが出来るだろうと考えてしまう人もいるでしょう。
相手の弱点を効果的な方法で告げ口出来れば告げ口をした人が優位に立つ、というのは恋愛に限らず人間関係がある場所ならば誰もが一度は見たことがある光景なはずです。
告げ口を報告した相手に自分を良く見せたい、信頼されたい、告げ口をしていた人を蹴落としたい…そんな心理から告げ口をしてしまいます。
そしてその心理は、誰にでも芽生える可能性があるとても身近な心理と言っても過言ではないのです。
告げ口する人の心理を3つ紹介してきました。
告げ口をしてしまう心理を分けるならば二つに分かれます。
一つは自分の価値観で良かれと思ってやってしまっている告げ口、もう一つは悪意や自分が有利になるための告げ口です。
前者の場合には完全に価値観の問題になるので告げ口をやめさせることは難しいものの、付き合い方さえわかってしまえば上手く使っていけることが出来るでしょう。
しかし後者のほうは相手の思惑によって告げ口をされてしまっているので、告げ口をする相手との関係や付き合い方を見直して、自分自身も告げ口をされないように日頃から気をつけてみると、告げ口の数も減っていくはずですよ。