ある1つの仕事が無事に完遂したと思ったら肝心なところでダメ出しをされてしまうということは多くの方が経験していることです。
所謂詰めが甘い人には特徴があり、今回はその特徴をご紹介します。
1.物事が上手くいっていると油断してしまう
仕事等が順調に進んでいると機嫌も良くなり、気持ちの面でも少し大胆になるものです。
しかしその油断こそが詰めが甘くなる原因で、あまりに順調すぎるが故に思わぬ落とし穴に落ちてしまうこともあります。
詰めが甘い人は調子が良い自分に酔いしれてしまう悪い癖があります。
その悪い癖は時に人を巻き込んでしまう恐れがあるので注意が必要です。
2.集中力が足りない
何故肝心な最後でつまづいてしまうのか、それは集中力が最後まで持続できないからです。
人は最初から最後まで同じくらいの集中力を発揮することは出来ません。
また個人でも集中力には差が生まれてしまいますので、自分の限界を知ることが大事です。
自分の限界も知らずに自分を酷使するのは自己管理が出来ていないと言われてしまいます。
3.頑張りすぎてしまう
詰めが甘い人は最後までエネルギーをとっておくことが出来ず、序盤からフルパワーで仕事をしてしまいます。
マラソンと同じで最初からハイペースで走ると途中で息切れを起こしてしまいます。
良く言えば頑張り屋さんなのですが、ただそれだけでは集中力と同じで自己管理が出来ていないと判断されてしまいます。
頑張る度合いや仕事時間のペース配分をしっかり決めたうえで仕事が出来れば途中でガス欠になるなんてことは少なくなります。
4.楽観的すぎる
落ち込んでいる人を励ますときに「大丈夫だよ、どうにかなるよ」と言いますが、詰めが甘い人は常にどうにかなると思ってしまっているのです。
何かを成し遂げる為にはそれなりに労力や試行錯誤をする時間が必要となります。
「どうにかなる」という言葉を使っていいのは、全力を出して頑張った人だけです。
詰めが甘い人には「どうにかする」という言葉を贈りたいものです。
5.人の使い方が上手ではない
詰めが甘い人は仕事に対して人を割り振るのが得意ではありません。
適材適所という言葉があるように、人によって得意な分野は違います。
それを把握せずにとりあえず勢いで押し切ろうとするので、難しい部分や最後の大事な場面でつまづいてしまいます。
ドラマや漫画では勢いでどうにか物事は解決しますが、実際はそこまで上手く出来ておりません。
物事を成功させる為には様々な努力が必要ですが、しっかり最後まで努力出来るかどうかはリーダーの手腕にかかっているのです。
6.相手が求めているものがわかっていない
仕事に対する熱意も、上手くチームをまとめる力もあります。
最後まで気を抜かないチームの姿勢は誰もが評価をする。
それでも向かうべき道へ歩かなければせっかくの力も無駄になってしまいます。
詰めが甘い人は力はあるのに相手が望んでいるものと違うものを求めてしまう為、傍から見ると詰めが甘い人と言われてしまいます。
チーム内での話し合いはよくしているが、クライアントとの話し合いが不十分の為に良い部分のほとんどが活かせていない状態にあります。
何かが欠けているから詰めが甘いと言われてしまうので、欠けているものは何かを探し出すことが重要であります。
代表的な欠けているものはリーダーシップ、危機感、集中力、傾聴する姿勢です。
もちろんこれらを持ち併せていても、それについてくる人がいなければ意味はないので、同時に人望も必要となってきます。
前向きな言い方をすると、詰めが甘いのは自分だけのせいではないので、困ったら無理をせずに誰かに助けを求めるべきです。