劣等感を持っていると生きていく中で自分にマイナスな考えを与えるため、なるべく克服したい部分です。
ただ、大小差はあるにしても誰でも劣等感を持っています。
そこで、劣等感を克服する方法を紹介します。
1.みんなそうだと考える
劣等感は、自分だけなんでこうなんだろと考えてその気持ちが強くなっていきます。
しかし、自分以外のみんなも同じ状態と考えると、自分だけという意識が薄まり劣等感を克服しやすくなります。
劣等感を強く感じる人は難しく考え過ぎる傾向があるため、ある程度楽観的な考え方にすることも必要です。
極端な例えで言うと、自宅にいて侵入者が来た時に自分は危険で不利な立場だという気持ちになります。
しかし、自分のテリトリーに侵入した人間の方が、もっと危険や恐怖心を抱えて侵入してきているので、不利な考えは両方同じです。
この例と同じで、自分だけ不利になったり力が劣るというケースはほとんどないので、劣等感はみんな持っているという考え方が克服するための第1歩です。
2.人の弱点を見つける
劣等感を持つ人は、自分の弱点をコンプレックスや不利な部分として感じる傾向です。
ただ、誰にでも弱点はあり人の弱点を見つけることで、劣等感を克服しやすくなります。
人の粗探しをする人間は良くない人と言われますが、粗探しではなく弱点を見つけ自分と同じなんだという安心感を得ることが目的のため、悪い行動ではなく自信をつける必要な考え方です。
ただ、人の弱点を見つけてそれを人に伝える行動は悪い人や嫌われる人になるので、あくまでも自分の劣等感を克服する手段として人の弱点を見つけます。
自分だけ弱点が多い人間なんだと考える人は、劣等感が強く控え目な行動を取りがちなため、積極的な人を見てその人の弱点を見つけると自分にも自信が付いてきます。
3.前に出る
何事に対しても前に出る意識を持つと、自分は不利なんだという考え方がなくなるので、劣等感を抱え難くなり積極的な人間になれます。
自信があって前に出る人がほとんどのパターンですが、最初から自信を持っていた訳ではなく前に出ることで自信が付き積極的な人間になっています。
その為、積極性を持つには前に出る考え方が必要で、前に出る行動をすると劣等感を克服する足がかりになります。
前に出ると言っても、劣等感が強くなっていると中々出来ないという部分はあり、実践をためらいがちです。
しかし、前に出ないと現状維持かもっと後ろ向きになるので、劣等感を克服するには最初は実践し難くても踏み出すことが大切です。
4.理想的な人の真似をする
劣等感がありマイナスな方向になっている場合は、理想的な人の真似をすると克服するきっかけになります。
いきなり劣等感を克服する行動をしても、どういった行動を取ればいいのか分からないという点があります。
しかし、見本があると最初は真似をするだけで良くなり、簡単に実践することができます。
理想的な人の真似をしている間に自分の色も出てくるので、気がついたら劣等感を克服していたというケースもあります。
他人が出来て自分には出来ないという事はほとんど無いので、劣等感を強く抱えていても考えや行動を変えると克服出来ます。
ただ、克服するために前に出過ぎると出しゃばりな人や、勘違いしている人に思われるので、適度さを持った行動が大切です。
劣等感を克服する方法は、難しく考えると劣等感を更に強くするので、簡単に考えることも大切です。
気にしないタイプの人間は物事を軽く捉える傾向があり、その考え方が劣等感を抱えないポイントでもあります。
人は人自分は自分という考えを強く意識して、必要を感じたら理想的な人の真似をすることが、劣等感を上手く克服しやすくなります。