みなさんの身の回りには仕事でも遊びでも常に完璧を追及する完璧主義者の人はいませんか?完璧主義者の人は向上心が高く努力を怠らない反面、融通がきかなくて周囲にとって窮屈な時もあります。
ここではそんな完璧主義者の特徴を紹介します。
1.効率度外視で一つ一つ順番に片付ける
完璧主義者の人は、仕事や目の前の課題で何一つ手を抜かず全てを順番に完璧に仕上げようとします。
他の完璧主義者じゃない人だと、仕事がいくつか重なったら、優先度の低い仕事は最悪間に合わなくてもいいや、重要度の低い仕事はちょっとぐらい間違っててもいいやという大らかさで臨むことがありますが、完璧主義者はそれは絶対にしません。
とにかく目の前の仕事を完璧に仕上げてから次の仕事に取り掛かるというある意味徹底した真面目さを持っています。
趣味で楽器演奏するのでも、間違えてもいいからざっくり一曲仕上げてからだんだん修正しようとせずに一小節ずつ完璧に仕上げてから次へ進めていくという方法論です。
2.些細な失敗に悲観的になる
完璧主義者の人は、100点でなければ意味が無いと考えています。
100点満点の仕事をしたかったのに一箇所間違って95点だったとしても、他の人にとっては充分満足できる結果ですが、完璧主義者の人はそのミスした5点を非常に気にして落ち込んだり悲観的になってしまいます。
周囲から見れば窮屈だなと感じますが、そのような向上心がやがて100点を取る為の原動力となるのは完璧主義者ならではの才能です。
3.物事にまずは形から入る
完璧主義者は新しく趣味を始める時などにまずは形から入るのも特徴です。
他の人なら、スノーボードに挑戦するけどまず最初は初心者だし一式レンタルでいいや、初心者用の安い道具でいいやと考えて、やってみて飽きたらやめて他の趣味に移ればいいやというくらいの心構えでいます。
三日坊主になっても楽しければいいやという緩い考え方です。
しかし、完璧主義者はスノーボードに挑戦するからには一生の趣味にするつもりで臨みます。
ウェアやボード一式を完全に揃えて、スクールを申し込んだり形から入って上達プランまで頭の中で思い描いています。
形から入って予算も投入しているし余程のことがなければやめないし、やめそうだなと思う趣味には初めから手を出しません。
4.極めてこそ趣味と考えている
完璧主義者の人は例え遊びであっても極めてこそ趣味と考えているので、料理、スポーツ、芸術関係などへ注ぐ労力や知識が素人顔負けです。
凝り性とも言え、手を出した趣味は上級者にとことん教えを請うたり、インターネットや文献で情報収集したりと自分のレベルアップへの努力を怠りません。
例えば、料理でちょっと失敗しても「まあ、趣味だし食べられれば別にいいや」で終わりにすることはありえません。
なぜ失敗したのか、プロと自分で何が違うのか、その食材はどこで手に入るのかなどを調べ尽くし自分が納得いくまで何度も挑戦を繰り返すのです。
自分の時間と労力、金銭面が許す限り無限にトライできるため、ある意味仕事以上に熱心です。
5.負けず嫌い
完璧主義者の人は自分との戦いに熱中して他人お構い無しかと言うとそうでもありません。
自分で完璧を追求してコツコツ仕事をしているのに、他の人が効率重視であっさり高水準の目標を達成してしまうと悔しくて溜まりません。
ますます自分への要求水準を厳しくして、もっと完璧な仕事ができるように熱意を燃やす負けず嫌いの面を必ず持っています。
他の人なら「なんだ、こんなに頑張ったのに」とやる気を無くすところでも完璧主義者の人は負けず嫌いの面で必ず巻き返す努力をします。
いかがでしたか。
完璧主義者の人は融通が効かない面があるとはいえ、他の人が諦めたり手を抜く場面でも完璧を追求するストイックさを持っていて、貴重な人材と言えます。
完璧主義者なりの苦悩もありますが、周囲が見習うべき点は多いです。