対人恐怖症になると、人とコミュニケーションを取ることが難しくなり、症状が酷い場合は家族以外と会話ができなくなります。
ここでは、対人恐怖症な人にはどんな特徴があるか、共通した部分を紹介します。
1.トラウマがある
対人恐怖症な人になる場合は人が怖くなる何かしらの過去があり、それがトラウマとなって先々まで影響を与えます。
トラウマの内容で多いのは学生時代いじめにあったり、酷いフラれ方をした、信頼している人に裏切られたなど人によって変わります。
ただ、共通している部分は自分に酷いことをしたという点で、酷いことをされると心が傷つき頭から離れなくなります。
酷いことをした相手だけ嫌いになったり、恐怖を感じることは一般的ですが、トラウマとして記憶に強く残ると対象者以外も恐怖感を抱き、対人恐怖症な人になってしまいます。
特に、精神的に成熟する前の記憶はトラウマになりやすく、子供の頃の辛い体験はずっと心に残ります。
その為、子供に辛い記憶を抱えさせないように、最適な環境で育ててあげることも親の役割です。
2.文章では強気
対人恐怖症な人は、文章だと強気な内容が書けるという特徴があり、対人恐怖症によるストレスを文章にぶつけるという傾向があります。
ネット上で誹謗や中傷した内容を投稿する人は、直接対面だと大人しい人が多く、正体が分からない時だけ違う人格を見せます。
こういった行動をするタイプは、対人恐怖症な人にも多く特徴の一つです。
対人恐怖症な人に限らず、正体が分からない場所で文章による暴力や乱暴な内容を書く人は、普段大人しくストレスを溜めていて、その発散場所として使っています。
また、対人恐怖症な人は人と接して考えを伝えられないので、文章を自分のコミュニケーションツールにしがちです。
3.被害妄想になる
対人恐怖症な人は嫌な体験から被害妄想になってしまい、妄想が前に出られない原因にもなります。
例えば、普通に話しをしていても会話より反応を見てしまい、妄想だけが先行して恐怖感が強くなります。
被害妄想な人は精神的な部分が原因のため、見た目では判断できないという特徴があり、対人恐怖症な人も同じく外見では分かりません。
その為、対人恐怖症な人と話しをした時に、問題のない内容を言ったつもりでも、異常に嫌な対応をされ自分が悪いのかなと錯覚する場合もあります。
対人恐怖症な人には、軽いタイプと慢性的なタイプがいて、軽いタイプな人はプラス思考な人と出会うと解消されるケースもあります。
4.内面が真面目過ぎる
対人恐怖症な人の性別にもよりますが、男性の場合は内面が真面目過ぎるという特徴があり、女性でもその傾向はあります。
内面が不真面目だと深刻に考えたり悩むことはほとんどなく、考えたとしても短期間で忘れてしまいます。
しかし、内面が真面目な人だと深く考えてしまい中々抜け出せなくなり、考えている内容が対人によるものだと対人恐怖症な人になる場合があります。
打たれ強いか弱いかは心が繊細かどうかですが、心の繊細さは内面が真面目か不真面目かによって変わるので、内面が真面目な人ほど打たれ弱く深刻に考えてしまいます。
対人恐怖症になるような出来事があっても大丈夫な人がいて、対人恐怖症になるかならないかは内面がかなり関係しています。
対人恐怖症な人の特徴は、子供の頃の出来事が原因の場合は外的な要素が強く、育った環境に特徴があります。
成人してから対人恐怖症になった人は、外的な要素や性格的、心の強さなど色々な部分が原因になりがちです。
対人恐怖症な人は、コミュニケーションを取らないと余計に深刻化するので、症状が軽い内に対処することが大切で、深刻な場合は医療機関へ行くことがオススメです。