何とも心が苦しい。
そういったとき、どんなリラックス法が考えられるでしょう。
「苦しい、苦しい」と思っていてばかりでは、なかなか状況が打開できないものです。
方法は、あります。
今回は少し変わったものもまじえて紹介です。
1.運動する
「そんな聞き飽きたこと…」と思うかもしれませんが、あまり難しく考えず適度な有酸素運動をすると、いやでもリラックスしてしまうものです。
頭の中がぐるぐるしていても、それとは別に体は動き、一定の運動をすればリラックスしてしまうようにできているのです。
2.思っていることを紙に書く
例えば、「人に理不尽な悪口を言われて苦しい」「好きな人に突然振られて苦しい」など、思うことをとにかく紙に書いてみましょう。
この例では、苦しくなるのはいわば当たり前と考えられ、一旦心が落ち着くことが考えられます。
3.小旅行に出かける
内陸の都市部に住んでいるなら海に行く、久しく大きな川を見ていないなら渓流のある土地に行くなど、日帰り~一泊程度の小旅行に出てみましょう。
心は苦しさでいっぱいかもしれませんが、それとはまた別に、人間は目の前の環境に適応しようとして、無意識においても色々な心の動きが生じます。
すると、今思っている心の苦しさがざわつく余地が少なくなり、自動的にリラックスしてしまいます。
案外と人間の心は単純にできています。
4.お腹いっぱいにものを食べる
好きなものを、いっぱい食べてみましょう。
この際、少し太るのではないかとか、そうした思いは一度捨てるのが大事です。
お腹が満たされると、動物(人間も動物です)は、どうしても休息モードに入ってしまいます。
5.無理にリラクゼーションを試みない
これが意外と重要です。
良く方法がわからないのに瞑想をしようとしても、むしろ悩みがぐるぐるして苦しくなるでしょう。
「ゆっくり散歩でもしよう」と思っても、さしたる新鮮さや身体的負担がないために、却って苦しい思いが際立ってしまうことがあります。
巷に良くある、「静かに、ゆっくりする」というタイプのリラクゼーション法は、有効なこともありますが、逆効果をおよぼすこともあります。
6.安全に、スリルを味わう
遊園地のジェットコースターや、いわゆる絶叫マシンに乗ってみる、怖いと言われる映画を観てみるなどしてみます。
すると、いやでも心は、「今抱えている苦しさ」とは別にざわつきますね。
そしてそのスリルから開放されると、これまた自動的にリラックス状態になるものです。
心に一種の錯覚を起こさせてしまう方法です。
7.徹夜+翌日日中起きている状態とし、強制的に深い睡眠を起こさせる
これは、普段から睡眠で困っている人には向かない方法です。
例えば土曜と日曜に休めるのであれば、金曜日の夜、ゲームをしたり読書をしたりして、無理にでも徹夜をしてみましょう。
土曜日は頑張って一日中起きています(ここで昼寝をしてはNGです。睡眠サイクルが狂います。)
すると土曜日の夜には、非常に強い眠気に襲われ、日曜日の朝はすっきりリラックスして起きられることでしょう。
「寝ることが許されない」という状況に無理に自分を置くことでわざとストレスを生じさせ、深い睡眠によりそれから解放されるのです。
すると、本来持っていた心の苦しさを感じることすらできないほど、心身は強制的にストレス下におかれ、そしてリラックスへと導かれます。
リラックスする方法といえば、誰でも思いつくようなものがいくつかありますね。
それらも有効ですが、今回では「5」以降がやや特殊な方法で、注目していただきたいところ。
あえて自分にストレスを与えることで、深いリラックス状態を呼び起こす方向は、上手に行えばなかなか良いものです。